立憲民主党が発表した「ネクストキャビネット(次の内閣)」について、日本維新の会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)は13日、「立憲民主党による政権はまっぴらごめん。全く信用できない」と批判した。 立憲は13日の両院議員総会で次の内閣を決定した。泉健太代表がネクスト首相を務め、玄葉光一郎元外相がネクスト…
阪神甲子園球場のアルプス席で加熱式たばことみられるものをくわえる井手順雄・熊本県議(中央)。周りは九州学院高を応援する高校生や子供らでほぼ満席だった=関係者提供(画像の一部を加工しています) 元熊本県議会議長で県議の井手順雄(のぶお)氏(63)=自民、6期目=が8月、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で、全国高校野球選手権大会に出場した母校の試合を観戦中、観客席で加熱式たばこを吸っていたことが判明した。球場内は喫煙所を除き、加熱式たばこを含めて全面禁煙となっている。応援していた生徒が「たばこの煙で気持ちが悪い」と訴え、学校関係者から注意された。井手氏は毎日新聞の取材に喫煙を認め、「(禁煙と)分かっていたが、ついつい吸ってしまった。謝罪したい」と話している。 井手氏は大会に出場した九州学院高(熊本市)の卒業生。同校が登場した8月18日の準々決勝を三塁側のアルプス席で同校関係者らとともに観戦していた
公開の対象となる行政文書の特定の作業が不十分だったと不備を認め、はじめの公開決定内容を取り消すことを毎日新聞社に伝えた通知書=大阪市中央区で2022年9月1日午後3時9分、石川将来撮影 新型コロナウイルス対応にあたる保健所の負担軽減を図ろうと、大阪府が3月に始めた人材派遣事業「新型コロナ事務処理センター」。「緊急を要する」として原則禁止のはずの再委託が承認されるなど、「特例」を重ねた契約実態が明らかとなり、毎日新聞が報じた。取材は情報公開請求を駆使して進めたが、その過程で目立ったのが行政文書の管理や開示に関わる府側のさまざまな違反行為だ。取材の舞台裏を報告する。 事業は九つある府の保健所に民間スタッフを派遣し、陽性者発生届の入力など4業務を委託する内容だ。委託先は入札ではなく随意契約で決まり、旅行会社「近畿日本ツーリスト西日本支社」(大阪市)と事業開始日と同じ3月22日に契約が結ばれた。た
金婚を祝って2021年に撮った篠倉邦男さん(左)と妻久枝さんの写真=福岡県筑紫野市で2022年8月22日午後3時45分、竹林静撮影 新型コロナウイルス感染者の遺体の感染対策は過剰で、遺族の立場に立っていないのではないか――。8月上旬に感染した妻を亡くした男性から、疑問の声が届いた。妻の遺体は納体袋に入れられ、顔も見せてもらえずにその日のうちに火葬された。同様の対応は、最初に緊急事態宣言が全国に拡大した後の約2年前から指摘されていた。だが、世間が“ウィズコロナ”に転換しようとする今も続く融通のきかない弔いに、男性は納得できないでいる。 男性は、福岡県筑紫野市の篠倉邦男さん(80)だ。「最後に顔を見てお別れさせてもらえませんか?」。8月7日の夕方、市内の火葬場で防護服姿の葬儀業者に懇願した。妻の久枝さん(享年85)が火葬される直前で、東京から長男(47)夫婦も駆けつけたところだった。しかし、業
新型コロナウイルスの感染「第7波」による新規感染者数が高止まりし、岸田文雄首相が気をもんでいる。自民党内からは首相の指導力発揮を求める声も漏れる。 15日、首相はこの日午後からの夏休み入りに先立ち、朝一番で首相官邸に加藤勝信厚生労働相、松野博一官房長官ら閣僚や厚労省幹部を集め、非公開の会議を開いた。感染状況の説明を受け、今後の感染対策を協議するためだ。 地方では新規感染者数が過去最多を更新する自治体が相次ぐ。会議では、このまま学校が再開する9月を迎えれば、医療提供体制がますます逼迫(ひっぱく)する恐れがあるとの見方が示された。 政府が発熱外来の負担軽減策として打ち出した抗原検査キット配布は、この日の時点で、47都道府県のうち8自治体が未実施。自己検査結果を自治体の「健康フォローアップセンター」などに登録する仕組みは未導入が20自治体に上った。会議では、首相がいら立ちを見せる場面もあったとい
旧統一教会の関連施設を訪問したことについて記者団の質問に答える自民党の萩生田光一政調会長=東京都千代田区の同党本部で2022年8月18日午後3時5分、竹内幹撮影 自民党の萩生田光一政調会長は18日、党本部で記者団の取材に応じ、6月に生稲晃子参院議員と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連施設を訪問したことを認めた。旧統一教会の関連団体「世界平和女性連合」の会員と付き合いがあり、地元の東京都八王子市の施設には会員が集まっていると認識したうえで訪れたと明らかにした。一問一答は次の通り。 バーベキュー参加「事実は全くない」 ――6月に東京都八王子市内にある旧統一教会系の施設を訪れたと生稲氏は説明している。八王子には施設が2カ所あるが、行った施設は八王子家庭教会か。行く前に旧統一教会系の施設だという認識はあったか。 ◆えっと、まず冒頭ですね、私自身、この団体との付き合いのあり方について説明したい
日本が男女そろって優勝した7月のサッカー東アジアE―1選手権は、スタジアムに空席が目立った。昨年10月の池田太監督の就任後、国内でのお披露目となった女子の「なでしこジャパン」が優勝を決めた26日の中国戦の観客は、わずか901人だった。 なでしこのFW植木理子(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)は試合後、「代表戦をいろんな人の目や耳に届くスポーツにしないといけない。もっとたくさんの人に見てほしかった」と危機感を募らせた。女子のプロリーグ、WEリーグの岡島喜久子チェアも27日、「他国の試合も観客数が少なく、女子サッカー全体に興味を持ってもらえなかった」と語った。 男女それぞれ4カ国・地域が参加した今大会は、中国が新型コロナウイルス対策を理由に開催を断念し、4月に急きょ、日本開催が決まった。会場が約4万人収容のカシマスタジアム(茨城県鹿嶋市)と約4万4000人の豊田スタジアム(愛知県豊田市)に決ま
この問題、前にも間違えた気がする――。試験の最中に「復習」をおろそかにしたことを後悔した経験はないだろうか。おざなりになりがちな復習を手助けする付箋が東京都内の百貨店で販売され、売り上げランキングの上位に食い込んでいる。現役の高校生が開発し、特許まで取得した付箋だ。中学受験の実体験から生まれた新しい付箋の仕組みと使い方のコツを本人と識者に聞いてみた。【菅野蘭】 高校生が開発したいくつかの付箋商品のうち、都内百貨店で売れ行きが良いという横型のパッケージを手に取り広げると、幅が約1センチ、縦約6センチの付箋31種類がずらっと並んでいる。一つ一つの付箋は縦書きで数字がたくさん印刷されており、一見するとランダムな数字に見え、戸惑ってしまうかもしれない。でも数字の並び方にこの付箋の秘密がある。 例えば、8月1日に学習した問題集で復習が必要そうだと感じた問題があるとする。その場合は、付箋の一番下に「1
投票用紙を箱から出し、開票作業を始める選管スタッフら(写真と本文は関係ありません)=名古屋市緑区の開票所で2022年7月10日午後9時14分、藤顕一郎撮影 10日に投開票された参院選では比例代表の投票先として、立憲民主党と国民民主党が略称として届け出た「民主党」と記載する人が大量に発生することが懸念されたが、愛知県では約16万人、岐阜県では約5万人の有権者が「民主党」に投票した。各選管は両党の得票割合に応じて振り分ける「案分票」として計上したが、有権者からは「おかしい」「混乱する」といった批判が寄せられ、党関係者からは「別々の略称を届け出るべきだった」との声も上がる。【加藤沙波、井上知大】 立憲と国民民主は昨年の衆院選に続き、今回の参院選でも比例代表の略称を「民主党」とした。公選法は異なる政党が同じ略称を使うことを禁じておらず、重複した場合は案分票として扱うと規定している。
山上徹也容疑者が銃の「試し撃ちをした」と供述した旧統一教会の関連施設周辺を調べる捜査員ら=奈良市内で2022年7月11日午後5時5分、小坂春乃撮影(画像の一部を加工しています) 事件前日の7日午前4時ごろ、奈良市内の住宅街に破裂音が響いた。自宅1階で寝ていた女性(57)は「鉄板がたたきつけられたような『バーン』という音で起きた。その後は静かになったが、聞いたことがない音だった」と証言する。 その翌日、安倍晋三元首相を銃撃したとして逮捕された山上徹也容疑者(41)は銃の「試し撃ち」をしたと供述。選んだ場所は、宗教団体・世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連施設付近だった。 「当初は教会幹部を狙っていた」「10代の頃から恨みを持っていた」――。母親は熱心な信者で、過去に計1億円を献金した末に破産。山上容疑者の供述からは、一家困窮の原因となった教会に対する深い恨みがうかがえる。家族の宗教活動が
パイプの居場所をめぐる実験で、養殖ウナギ(手前)との競争に勝った天然ウナギ=脇谷量子郎・東京大特任研究員提供 河川に放流した養殖ウナギは天然ウナギに負ける――。中央大や東京大などの研究チームは、貴重な資源を増やそうと全国で実施されている養殖ウナギの放流の効果に疑問を投げかける研究成果を発表した。 ウナギは海と川を行き来する回遊魚。食用で流通するウナギは、国産も輸入品もほとんどが天然の稚魚を養殖したものだ。 稚魚の漁獲量は不漁が続いており、価格が高騰。こうした状況もあり、養殖ウナギを河川などに放流する取り組みが各地で実施されている。水産庁によると、2018年には約200万匹が放流されたという。 研究チームは養殖と天然のウナギの間で、餌やすみかなどの生活環境をどう確保し合うのか競争関係を調べた。
参院選岡山選挙区の自民党公認候補の応援で演説する安倍晋三元首相=岡山市北区の市民会館で2022年7月7日午後7時2分、堤浩一郎撮影 安倍晋三元首相(67)が奈良市で街頭演説中に銃撃されて死亡した事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された山上徹也容疑者(41)=奈良市大宮町3=が奈良県警の調べに、事件前日の7日にも安倍氏が登壇する岡山市の演説会場に入ろうとしたが「手荷物検査などがあって近づけなかった」と供述していることが分かった。県警はこの時も自作の銃などを所持し安倍氏を襲撃する機会を探っていた可能性があるとみて調べを進めている。 捜査関係者によると、山上容疑者は「岡山市の会場に向かったものの、手荷物検査などがあって近づけなかった。(安倍氏を)つけ回していた」と供述したという。また、「(以前は)爆弾も作っていたけど、これでは殺すことはできないと思って銃に変えた」とも話しているという。
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