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ブックマーク / www.nippon.com (5)

  • 一人親貧困率ワースト1、特異な日本型賃金-子どもの貧困の実相(下)

    「子どもの貧困」は一人親家庭の経済問題と言える。離婚自体が珍しくなくなっている中で、日の一人親貧困率が主要国ワースト1に陥っている背景には、世界的にも特異な賃金体系の存在がある。 パートの壁 「OL時代のキャリアに自信があり、子が親離れしたら正社員として再就職し、子どもも大学に行かせたい」と話すのは、東京都狛江市に住む38歳の太田真弓さん(仮名)。中にはこのような前向きなシングルマザーもいるが、働く母親の多くはパートから抜け出せず低賃金の固定化に苦しんでいる。 首都圏に住む40代の若狭綾香さん(仮名)は離婚後、自ら働かざるを得なくなって、家計の収入減にがくぜんとした。前夫の年収は多い時で600万円あったのに対し、パートで福祉関係の仕事をする現在の年収はおよそ250万円(児童手当や児童扶養手当などの社会手当を含む)。 大卒男子の正社員よりも「よほど仕事をしている」との自負があり、職場でも賃

    一人親貧困率ワースト1、特異な日本型賃金-子どもの貧困の実相(下)
  • 東京五輪2020、猛暑というリスク

    2020年の東京オリンピックは、今夏を上回る猛暑の警戒が必要ともいわれる。オリンピックをはじめ、数々の国際大会の取材経験をもつスポーツライターが、選手たちへの影響を考察する。 欧米テレビの番組編成を最優先した真夏開催 2020年東京五輪は7月24日に開幕し、8月9日に閉会する。この日程で行われることが決まったとき、多くの人が「なぜ、よりによって最も暑い時期に開催するのだろう」という疑問を抱いたに違いない。 だが、開催時期は招致の時点で決まっており、今後日程が変わることは基的にはない。なぜなら、国際オリンピック委員会(IOC)では、立候補都市は夏季五輪開催日を7月15日~8月31日までの間に設定することを大前提としているからだ。 では、IOCが開催時期をこの期間としているのはなぜか。それは、欧米のテレビで五輪競技の放送時間を多く確保するためである。IOCは欧米のテレビ局から支払われる巨額の

    東京五輪2020、猛暑というリスク
    narwhal
    narwhal 2015/08/02
    "東京五輪招致委員会は開催計画書に「この時期は温暖でアスリートに理想的な気候」と記載していた" www
  • 「鉄のカーテン」の向こうの日本料理

    旧東ドイツで体験できた唯一の日の味 自分の店でのロルフ・アンシュッツ。(Gabi Roeszler氏提供) ドイツ民主共和国、すなわち社会主義政権下の旧東ドイツ、そこにあった人口3万人ほどの田舎町を想像していただきたい。首都ベルリンから南へ300キロ以上離れた山岳地帯に位置し、世界の情勢や国際的な物品の流れなどからほとんど隔絶され、しかもあらゆる締め付けや統制が厳しかった時代のそんな町に、日のレストランを開くというのはかなり奇想天外な発想のように思える。しかし、この奇跡のような出来事が、1970年に実際に起きたのである。それは、その町に住むロルフ・アンシュッツという人物による、創意あふれるひたむきな努力が生んだ奇跡だった。 アンシュッツは料理人の家系出身で、当時、現在のテューリンゲン自由州に含まれるズールという小さな町でレストランを経営していた。彼は自らの夢をかなえるため、自分の店を

    「鉄のカーテン」の向こうの日本料理
    narwhal
    narwhal 2013/04/06
    「経験がない部分は情熱で埋め合わせる」
  • なぜ、日本の研究者は人型ロボットを作るのか

    のロボットは世界トップクラスの水準を誇る。中でも「人型ロボット」は、日が大きくリードする開発分野だ。第一人者・早稲田大学の高西淳夫教授に、人型ロボットの進化と今後の可能性について語ってもらった。 1956年、福岡県出身。工学博士。早稲田大学創造理工学部総合機械工学科教授、同大ヒューマノイド研究所所長。 ——日の人型ロボット(※1)研究の歴史は古いですね。 「私の指導教授だった故・加藤一郎先生(※2)が始めたのが、まさに人型ロボットの研究でした。人型ロボットの研究とは別に、コンピューター技術の台頭や機械の自動化といった産業の大きな流れがありました。その中で、工場の中で機能する機械として、インダストリアルロボットというカテゴリー名がついた機械が米国で販売され大成功しました。来ロボットとは人型ロボットを指していたのですが、その大成功とともに、ロボットという言葉が広く用いられるようになる

    なぜ、日本の研究者は人型ロボットを作るのか
  • 「家族形成格差」の時代

    少子化の背景には、若い世代の間に根強く残る伝統的な家族意識がある。かつて成人後も親に依存して生活する若者たちを「パラサイト・シングル」と名付けた山田昌弘中央大学教授が、日の家族の現状と今後を解説する。 日とヨーロッパの少子化の違い 同じ少子化現象といっても、日(及び東アジア)と北西ヨーロッパ(英・仏・独、北欧、オランダなど)の少子化を同列に扱うことはできない。端的に言えば、北西ヨーロッパでは、若い人のライフスタイルの選択肢が増えたために起こっている。一方、日では逆に、ライフスタイルの選択肢がないために子どもの数が減っているのである。 1960年頃までは、欧米先進国においても「夫は仕事は家で、子どもを育てる」という家族が一般的であった。 しかし、 北西ヨーロッパでは、1960年代以降、「ライフスタイル革命」というべきものが起きた。 フェミニズム運動などによって、伝統的な家族

    「家族形成格差」の時代
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