検察幹部の定年を政府が延長できるようにする、検察庁法改正案への抗議の声が止まらない。会員制交流サイト(SNS)のツイッターでは九日以降、「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグ(検索目印)を付けた投稿が相次ぎ、類似のハッシュタグも含めて十二日夕時点で九百万件前後に及んでいる。 (梅野光春、神谷円香) 八日夜に最初に投稿を始めたとされるのは東京都内の三十代の女性会社員。「政府が気に入らない人は、罪がなくても裁かれるということが起きる予感」がして、反射的にツイートをしたという。 アカウントは家族や友達は知らない、フェミニスト仲間との連絡用。仲間に伝われば、と思ったハッシュタグはまたたく間に広がった。「今は政治が私たちを監視している感じがして。私たちが政治を監視する、動かすんだ、と思い出してほしい」と訴える。
米ホワイトハウスで、新型コロナウイルス関連の定例記者会見で発言するアンソニー・ファウチ国立アレルギー感染症研究所所長(2020年3月31日撮影)。(c)MANDEL NGAN / AFP 【4月3日 AFP】米政府の新型コロナウイルス対策チームの顔として広く信頼され、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の見解にはっきりと反対を表明したことで注目を集めたアンソニー・ファウチ(Anthony Fauci)米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)所長(79)に脅迫が相次ぎ、身辺警護が強化されたことが分かった。米連邦保安官局(USMS)が2日、明らかにした。 ファウチ氏は米国を代表する感染症の専門家で、トランプ大統領が毎日行う新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連の定例記者会見には必ず同席。既に5000人以上の米国人の命を奪ったパンデミック(世界的な大流行)について、あ
感染拡大の勢いが衰える気配の無い新型コロナウィルス。CNNのトップニュースには「30 days that brought the world to the brink of a depression(世界が恐慌の瀬戸際に立たされた30日間)」という記事が掲載され、僅か30日間で世界が大きく変わってしまったと伝えている。 新型コロナウィルスは「少し感染力の強い風邪」。筆者もそんな風に考えていた一人だが、今ではそう考える人は一人も居ないだろう。2020年が始まった段階では大統領選挙を控えるアメリカ経済が好調を維持すると誰もが考えていたことだろう。しかし、そんな楽観論は消え去り、誰もが先の見えない恐怖に怯えている。いつ30日前の世界に戻るのか?この世界的な自粛はいつまで続くのか?止まってしまった経済はいつ元に戻るのか?強気な印象を受けるトランプ大統領でさえ「自分はまるで戦時中の大統領のようだ」と
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