石川 公一(いしかわ こういち)は、オウム真理教の元幹部。ホーリーネームはサルヴァニー・ヴァラナヴィシュカンビン。徳島県出身。省庁制が採用された後は、「法皇官房」の実質的な責任者[注釈 1]であった。教団内でのステージは師長だったが、地下鉄サリン事件3日前の尊師通達で正悟師に昇格した。 来歴[編集] 徳島県小松島市で開業医の家庭に生まれた。父親は衆議院議員後藤田正晴の後援会会長。徳島大学教育学部附属中学校、灘高等学校を経て、1987年、東京大学理科三類に現役合格[1]。3年次から東京大学医学部医学科に進学したが、ヨーガに関心を持ったことがきっかけで、大学を休学し1990年にオウム真理教に入信、同年8月3日に出家。教団内では麻原彰晃の三女(アーチャリー)の家庭教師をつとめ、また各種イニシエーションの開発を行った。高校時代からの友人だった富永昌宏がオウム真理教に入信したのは、石川の影響による。