浦上 早苗 [経済ジャーナリスト/法政大学IM研究科兼任教員] Mar. 09, 2020, 05:00 AM 国際 26,234 「マスクの転売は目に余るものがあります。メルカリやラクマ、ペイペイフリマで出品したものは、専用ラベルで宛名を印刷しますし、品名が明記されているので、窓口で転売だとすぐ分かります」 九州の郵便局で働く女性は、マスク転売に歯がゆさを抑えられない。 「1個ならまだしも、昨日は小型段ボールを10個くらい持ってきて、中身は全部マスクという方もいました。そこまでなくても、明らかにメルカリの転売とわかる人も珍しくないです。けれど郵便局は郵便禁制品でないと引き受けせざるを得ないため、心が痛みます」 フリマアプリやECサイトでのマスクの高額販売は、新型コロナウイルスの不安が高まった1月末から指摘されていたが、ほぼ黙認され、ついには病院の職員や静岡県議までフリマアプリでマスクを出