あの日から10年が経った。これまで当社社員を含めた多くの関係者が, 復興に向けた最前線での取組みやたくさんの思いを,当誌に言葉として残してくれた。 地震,津波,そして福島第一原子力発電所の事故と,未曽有の大災害から復興を目指した東北。 国は今年度から5年間を「第2期復興・創生期間」と位置づけ,事業を推進していく。 今月は当社が今かかわるプロジェクトから,東北のこれからを伝えていく。
あの日から10年が経った。これまで当社社員を含めた多くの関係者が, 復興に向けた最前線での取組みやたくさんの思いを,当誌に言葉として残してくれた。 地震,津波,そして福島第一原子力発電所の事故と,未曽有の大災害から復興を目指した東北。 国は今年度から5年間を「第2期復興・創生期間」と位置づけ,事業を推進していく。 今月は当社が今かかわるプロジェクトから,東北のこれからを伝えていく。
2011年3月11日,三陸沖を震源とする「東北地方太平洋沖地震」が発生した。 本震とそれに伴う津波や余震により,東北から関東にかけての東日本一帯に甚大な被害をもたらした。 東日本大震災から10年,復興・創生期間を経て新たなステージを迎えるにあたり, 本誌では2ヵ月にわたって震災に対する当社の取組みと東北のこれからについて特集する。 今月はこれまで当社が担ってきた復旧・復興工事の数々を振り返る。 東日本広域で甚大な被害 2011年3月11日14時46分,宮城県牡鹿半島沖130km付近の深さ約24kmを震源とする東北地方太平洋沖地震が発生した。 マグニチュードは9.0を記録,1900年以降世界で4番目に大きな規模の地震となった。宮城県栗原市で最大震度7を記録したほか,東北地方の広い地域や関東地方の北部では震度6強から6弱,東京都を含む首都圏地域でも震度5強から5弱の揺れに見舞われた。 この地震
「来ていますよ、津波。来ている、来ている! 川を上って来ていますよ! 正面」 それまで冷静だったパイロットの緊張した声で、カメラを前方へと向けると、名取川を津波が遡上してくる様子が確認できた。 午後3時54分。ヘリの映像が、テレビで生中継され始める。 白波がザーッと川を上ってくる様子の撮影を続けていると、再び前方の席に座るパイロットと整備士の叫び声がした。 「海、海、海。もっと左、左、左」 カメラマンの座席は後部右側。真ん前や左側はよく見えない。指示された側にカメラを振ると、黒い津波が陸上にも押し寄せていた。 東日本大震災の津波の恐ろしさに、世界中の人が気づいた瞬間だった。 撮影できたのは「偶然」この映像を撮影したのは、当時入局1年目の鉾井喬だ。ヘリでの撮影は研修を含めてこの日が4回目。4回といっても、実際に放送に使われたのは、前日に撮影した海岸の不法投棄現場の映像が初めてだった。 NHK
2020年の3月11日で、東日本大震災から9年です。 甚大な被害が出た宮城県石巻市の中で、当初は『復興のトップランナー』と言われた海辺の街・雄勝。 再起をかけて復興事業が進められていますが、いま町に住む人はほとんどいません。
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