はじめに 先日突然「東京大行進の参加記を書いてほしい」という連絡がありました。すごく困りましました。というのは、「大行進」そのものは単に歩いただけでした。いや、もちろんそれだけではありませんでした。そこでいろんな人と出会ったこと。あるいは打ち上げ会場ですごく盛りあがったこと。いろんなことはありました。でも、そこでなぜ人と出会えたのか。なぜ盛りあがれたのか。それは、4月から半年間、たった数回でしかないのですがカウンターに行った経験が前提となります。なので、そのことを書こうと思います。 カウンターとの出会い わたしはどうやら「一般論」でものを考えるのが苦手なようです。常に頭のどこかに「リアルさ」をおきながら、ものごとを考えるようです。 わたしにとっての「在日」とは、例えば京都の在日青年Lさんです。Lさんとは、はじめて出会った日からなかよしになりました。Lさんと一緒に呑むお酒は笑いが絶えないとて