2024年02月08日 デイリー版1面 物流/港運 【インタビュー 国際物流のDX元年へ】Shippioセールスディレクター・竹原功将氏、セールス担当・川嶋章義氏。SCの危機に備えを 船社のスエズ運河の航行回避をはじめ、近年サプライチェーン(SC)を脅かすリスクが頻発している。SCの停滞・寸断を避けるにはレジリエンス(回復力)の向上が必要だ。そのために、貿易・国際物流のDX(デジタルトランスフォーメーション)が必須になる。業務をクラウド化して関係者が最新の情報を共有し、迅速な意思決定や在庫調整に生かす。その意義をDXをけん引するデジタルフォワーダー、Shippio(シッピオ)の竹原功将セールスディレクターと川嶋章義セールス担当に聞いた。(聞き手 梶原幸絵) ――日本の国際物流のDXの現状をどう見ているか。 「DXを推進する難しさを感じている。荷主企業などへの当社のヒアリングでは、およそ9割