今日のNHKのニュース9で、フランスの出生率の上昇についての特集が放映されていました。 日本における出生率の低下について懸念する声が多いことを反映してか、この報道は割合フランスの出生率に対して好意的でした。 が、しかし フランスの出生率の上昇を日本が本当に参考にできるのか、という問題があります。 フランスの出生率の上昇の理由について良く言われているのは次のようなものです。 ① 出産・育児に対する手厚い手当(政府による政策) ② フランス国民の1割以上を占める移民の人口流入及び彼ら(主に一夫多妻制まで認めているイスラム教の信者)による多産に伴う出生率向上への寄与 ③ 事実婚などでの出産に対してフランスが寛容(だから離婚を気にせずばんばん子供つくりに励むことが出来る) ④ 大学までの教育費の無料化 このうち、②に関してはたかだか人口の一割程度にしかすぎない移民が全体の出生率上昇に寄与するために