SNSがインターネットに何をもたらしたかといえば、それは、「一般利用者が情報をコントロールする権限をシステム的に与えた」ということです。これの理解には、マスメディア/ミニメディアという考えを適用できます。マスメディアとは「情報の発信者が情報の受信者を特定しない(できない)もの」、ミニメディアは「情報の発信者が情報の受信者を特定する(できる)もの」という意味です。この観点に照らし合わせていえば、「子犬を探しています」という一枚の張り紙は、それを読む人を特定できないという意味においてマスメディアであるし、大規模な学校において配られる印刷物は、情報の発信者が受信者を特定できるという意味で、ミニメディアです。もちろん、「内緒だからね」といいつつ人に話してしまうこともあるわけで、厳密な意味でのミニメディアは完全に成立しないのですが、まあ、大抵の場合は、一次発信段階ではミニメディアとして差し支えないで
2月26日、東京・原宿のKDDIデザインスタジオで、KDDIと慶應義塾大学武山研究会との2005年度産学共同研究の最終報告会が行われた。 ……と書くと固いが、要するに「大学生の皆さんは携帯をどんな風に使ったら面白いと思うか、KDDIが携帯電話を貸し出すから、新しいサービスを考えて発表してみてください」というコンセプトの会だ。KDDIと慶應義塾大学経済学部の武山研究会が2年前から実施しており、今回が3回目。産学共同研究の結果を直接利用した商品はまだ出てきていないが、ここでの発表内容については、KDDI社内でも企画の参考にしているという。 イマドキの慶大生は、携帯でどんなことができたら楽しいと考えているのか? まずはその発表内容を見ていこう。 位置情報を使った街ナカ用サービスの可能性 個人的に一番面白いと思ったのが「街中で位置情報を使った新規サービスの可能性」という発表。大学生が外に(街に)出
ネットを活用し、自分の住む街を安全で住みやすくしよう――そんな取り組みが、各地で始まっている。ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)やネット掲示板、地理情報システム(GIS:Geographic Information Systems)などを活用した住民自治の実例がこのほど、ネットを活用した地方自治を考える「地域メディア研究会」で紹介された。 研究会が行われた神奈川県藤沢市は、GISを活用したWebマップ「ふじさわ電縁マップ」を運営。市役所職員や市民の有志が、市内の飲食店情報や、季節の見どころ、観光情報などを書き入れている。 マップを作る活動を通じて、街が変わった例もある。障害者を息子に持つ市民が、障害者用トイレマップを作ろうと市内を取材していると、取材で出会った店のスタッフが活動に心を動かされ、障害者用トイレを導入したという。 ネットや携帯メールで犯罪情報をいち早く周知し、防犯に役
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