子どもの自殺防止について考えた連載「小さないのち 大切な君」(4月21~26日掲載)には、100通を超えるメールや手紙の反響が届きました。悩む子どものSOSをどうキャッチして周囲が支えていくのか。学校でのいじめをなくしていくために何ができるのか。読者の声や取材をもとに、2日間にわたって考えていきます。 子どもが自ら命を絶とうとする前には、多くのケースでSOSが発せられます。周囲はどう受け止め、支えていけばいいのでしょうか。 NPO法人ライトリングは、支え手を養成する講座を開いたり、支え手から悩みを聴いたりする活動に取り組んでいます。 ライトリングによると、悩む人を上手に支えるコツは①共感しながら話をよく聴く②適切な距離を保ちつつ寄り添う③独りで抱え込まずに専門家らにつなぐ④支え手自身の心身を健康に保つ(セルフヘルプ)――の4項目だそうです。 ライトリング代表理事で精神保健福祉士の石井綾華さ