7月8日に開催されたヨーロッパ最大と言われるLGBTの祭典「Pride in London2017」に参加した。150万人もの人々が、たがいの存在に敬意を払い、祝福しあう光景に、私は胸を熱くした。しかし、ロンドン市民は声をそろえて言う。
7月8日に開催されたヨーロッパ最大と言われるLGBTの祭典「Pride in London2017」に参加した。150万人もの人々が、たがいの存在に敬意を払い、祝福しあう光景に、私は胸を熱くした。しかし、ロンドン市民は声をそろえて言う。
千葉県の柏市教育委員会は、今年度から市立中学校全20校の1年生を対象に、いじめを傍観しないための授業を始める。さらに、いじめを匿名で通報できる米国発のスマートフォン専用アプリを全国の公立校で初めて導入し、市立中の全ての生徒に無料で提供する。増えるネットいじめの早期発見と抑止につなげる狙いで、今月下旬に授業を開始する。 市教委では、無料通信アプリ「LINE(ライン)」への悪口の書き込みなど、インターネットを介したいじめへの対応を検討してきた。中学1年のいじめの認知件数が小中学校の9年間を通して最も多いことも踏まえ、自殺などの深刻な事態になる前に、この年代に対策を立てることにした。 注目したのは、いじめを周りで見ている傍観者。自らが標的になるのを恐れて見て見ぬふりをすることで、いじめを助長しかねない存在になることから、生徒の意識を変えるために、「傍観者の視点で考え、議論する授業」を実施する。
「もう消えたい。話しかけんといて」 「1個しか命ないんやから、大事にしなさい」 1月末、近畿地方の公立中学校。「総合的な学習の時間」に1年生が2人1組になり、「消えてしまいたい」と打ち明ける役と、打ち明けられる役を演じる「ロールプレー」に取り組んでいた。 打ち明けられる側の生徒は「叱る」「励ます」「感情を理解する」の3パターンを演じてみて、感想を言い合う。「叱られたら、傷つくと思う」「励まされるのは結構よかった」――。生徒たちの受け止めはさまざまだ。 担任(当時)の30代の女性教諭が語りかける。「どうしていいかわからないなら、よい聞き手になることで十分。でも自分たちで解決できない時は、信頼できる大人につないでほしい。あなたたちを見守っている人がたくさんいることを忘れんといてほしい」 この中学校では15年度から「いのちの学習」に取り組む。兵庫県加古川市教育委員会の学校支援カウンセラー、阪中順
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