県社会福祉協議会と県民生児童委員連合会がオリジナル絵本を作り、今月から子育て中の家庭に届けている。地域の民生・児童委員が母親らに直接手渡し、その際に子育ての不安や悩みを聞き取って相談にのる試みだ。児童虐待防止への願いも込める。 絵本の題は「おなまえは?」。生まれたばかりの子鹿が、ハトや金魚、オオカミに出会い、一人ひとりに名前があることに興味を持っていく物語だ。 親が名前に込めた思いを子どもに伝えるきっかけになればと、民生・児童委員らと大和郡山市の絵本作家、岡田よしたかさんが一緒に作った。B5判カラーで3万部を作成。希望者に無料で配る。 乳児健診などの際に母親らに希…