山梨県の後藤斎知事(左)にハンカチについて説明する県立大の中込彩乃さん=甲府市内で2018年1月11日、田中 理知撮影 自殺予防などに携わる14団体が、対策を呼び掛けるハンカチを5000枚作製し、11日から山梨県内で販売を始めた。「誰かがそばにいてくれる」の思いを込め「With you」とのメッセージを印刷。売上金は県の自殺対策事業に使われる。 「いのちを守る県民運動推進会議」が県の補助金約250万円を使って作った。ハンカチは縦横50センチの緑色で税込み500円。山交百貨店や県内のフ…
のんびり映画を見て、気が向いたら感想を語り合う。そんな一風変わった自殺防止対策を、京都市下京区のNPO法人「京都自死・自殺相談センター」(Sotto)が始めた。その名も「ごろごろシネマ」。死にたい気持ちを持つ「希死念慮(きしねんりょ)者」に「あなたは孤独でない」と実感してもらうのが目的だ。(小野木康雄) 9月1日昼、京都市内の阪急河原町駅近くの「ルグランス・ザ・バー」。夜景を一望できるおしゃれな店内が、ソファ席のミニシアターに変身した。参加者は3人。仲間同士でDVDを見るようなゆるい上映会だ。 企画したのは、ボランティアで同志社大4年の野中雅之さん(22)。「つらさや死にたい思いを吐き出せて、ほっとできる場を作りたかった」。非日常感も味わえるよう、大画面テレビのあるバーを会場に借りた。
自殺につながるサインに気づいて必要な支援につなげる「ゲートキーパー」。その役割を周知する歌を厚生労働省などが作る。昨年5月に亡くなった神奈川県の高校生が作った曲に、一般公募をもとに歌詞をつけた。趣旨に賛同した歌手の加藤登紀子さんが歌う。 25日には、東京都内で収録が行われた。歌の題名は「空の青いとり」だ。 作曲した加藤旭さん(享年16)は中学2年生のときに脳腫瘍(しゅよう)と診断され、手術を繰り返す中で両目を失明。闘病しながら4歳から始めた作曲を続け、約500曲を作り出した。「自分の作った曲を何かに役立てたい」と願っていたという。 ゲートキーパーは、悩みを抱える人に気づいて声をかけ、専門家など必要な支援につなぎ、見守る役割がある。養成を進める厚労省がゲートキーパーソング作りを企画。旭さんの恩師で、ピアニストの三谷温さんが代表理事を務める音楽団体「アーツスプレッド」と連携して進める。 加藤登
自殺中2の写真公表=遺族「いじめなくすため」-最高賞が一転撤回・青森県黒石市 コンテストで最高賞に内定したものの、その後取り消された葛西りまさんの写真。8月15日に撮影された(遺族提供、一部画像処理をしてあります) 青森県黒石市で開催された写真コンテストで最高賞に内定した作品が、今年8月にいじめを訴えて自殺した青森市立中学2年の女子生徒(13)が被写体だったとして受賞を取り消されていたことが18日、分かった。遺族はこの写真と共に、亡くなった生徒の氏名を葛西りまさんと公表した。 葛西さんの父親(38)は同日、撮影者から提供された写真を公表した理由について「娘は最高の笑顔で、大好きな仲間と手踊りを披露している。いじめをなくすため、いじめで残酷な結果になったことを知ってもらいたかった」と話した。 関係者によると、青森市の男性が8月15日、黒石市で行われた祭りで踊っている葛西さんを撮影。自殺の
青森県黒石市の夏祭りをテーマにした写真コンテストで、いったん入賞が決まった作品にいじめを苦に自殺したと見られる女子中学生が写っていたとして、主催者側が入賞を取り消していたことがわかりました。中学生の遺族は「取り消しについて主催者側から納得できるだけの説明がなかった」と話しています。 ところが、被写体となった女性は、その後、亡くなった青森市の中学2年の女子生徒とわかり、実行委員会はこれを理由に入賞を取り消したということです。女子生徒は写真が撮影された10日後に列車にはねられて亡くなり、市の教育委員会などはいじめを苦に自殺したと見て調べています。 実行委員会のメンバーでもある黒石市の高樋憲市長は、「入賞作品は来月イベント会場に掲示される。イベントを盛り上げるという趣旨を踏まえると、亡くなった方が写っているのはふさわしくないと考えた」と話しています。 一方、女子生徒の祖父は、「孫が一生懸命に踊っ
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