奈良県生駒市は、ニートやひきこもり、不登校などの問題について、当事者や親からの相談に対応する窓口「ユースネットいこま」を市教育支援施設(同市北新町)に開設した。従来は「39歳以下」に限られていた年齢の壁を撤廃。40歳以上も受け入れ、社会復帰に向けてサポートする。 平成27年度の内閣府の調査によると、ひきこもりの状態にある若者は全国で54万人と推計され、生駒市では約600人に上るとみられる。 同市ではこれまで、若者の就労を支援する「サポートステーション」などがこれらの問題に対応してきたが、対象は39歳まで。中高年のひきこもりが増えている現状を踏まえ、年齢制限を取り払い、複数の機関との連携体制も確立した。 ユースネットいこまに相談できるのは、市内在住か市内の学校、企業に在学、在勤しているニートやひきこもり、不登校などの悩みを抱える当事者、またはその家族と支援者、学校関係機関など。 窓口には、就
自治体と地域住民が連携して子育て中の家庭を訪問し、悩みなどの相談に乗る活動が広がっている。課題を抱える家庭を含め特定の年齢層の子供がいる全戸に足を運ぶのが特徴で、不登校や引きこもりを未然に防ぐ狙いがある。核家族化で地域のつながりが薄れる中、不安を抱えたまま孤立する親は少なくない。関係者は「問題が深刻になる前に、地域ぐるみで解決につなげたい」と話す。「子育てに関して困っていることはありませんか」
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