1型糖尿病の患者児童が幼稚園などに入園拒否されている問題で、患者児童を担任している大阪府門真市の幼稚園教諭が自分の経験を資料にまとめた。児童と一緒に血糖値を管理している様子などをつづっている。患者団体などを通じて他の幼稚園などに資料を参考にしてもらい、入園拒否がなくなることを願っているという。 資料を作ったのは門真市の私立大阪ひがし幼稚園の教諭、宮本涼子さん(43)。昨年4月から、大阪市の太田慶子さん(38)の三女で、1歳の時に1型糖尿病を発症した日歌(にちか)ちゃん(5)を担任している。 資料はA4判6枚。日歌ちゃんが他の園児や職員と同じ部屋で自ら針を指先に刺し、血糖値を1日4回測定している様子を写真付きで紹介している。低血糖状態になった時に備え、園がラムネやジュースを預かっていることも記した。
都内の私立幼稚園に子どもを通わせているAさんは、動揺を隠さない。「私たちのように、(フリーランスなどで)週に何日かだけ働いている母親にとって、『認定こども園』なんて、何ひとつメリットがないんです」。 認定こども園とは2006年から設置が始まった施設で、保育所と幼稚園の機能を併せ持つ。今年4月に施行された「子ども・子育て支援新制度」では、増加の一途をたどる待機児童の受け皿となるべく、さまざまな制度改正が盛り込まれた。 「預かり保育」にシワ寄せ Aさんの子どもが通う幼稚園も、2016年4月から認定こども園に移行することが決まった。ところが今年10月に開かれた説明会で、在園児の保護者が「フルタイム共働きの家庭が毎日、長時間保育を利用することで、私たちが日頃利用している『預かり保育』の枠が激減するのではないか」などと、不安を訴えた。 認定こども園になれば、自治体がさまざまな条件に照らして「長時間保
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