東京都東村山市のハンセン病療養所「多磨全生園」の敷地に認可保育所「花さき保育園」が開園してから、来年1月で3年半になる。「何でお手々が変なの?」。園児たちに問いかけられると、入所者の山内きみ江さん(81)は自分の体に触れさせ、病気について話してきた。「純粋な疑問には、ありのままの体を見せるのが一番の教育。偏見のない人に成長してほしい」と願うからだ。園児と入所者の交流は大きな実を結びつつある。 晴れた日の午前、山内さんは療養所の居室から歩いて保育園に向かう。「おばあちゃん、おはよう」「元気?」。園庭で遊ぶ子どもたちから声がかかる。
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