朝日新聞社などが実施した沖縄県の有権者を対象にした4月の世論調査では、「沖縄と本土には、さまざまな格差がある」という見方について、「その通りだ」と答えた人は81%に上った。日本に復帰して45年が経ったにもかかわらず、本土との格差を今も強く実感している県民の姿が浮かび上がった。 過去の調査の同趣旨の質問と比べると、「その通りだ」は2002年4月は74%▽10年5月は85%▽12年4月は78%と高い数値が続く。今回の調査で「その通りだ」と答えた人のうち、「格差の中で、一番問題だと思う」ものを尋ねると「所得」を選んだ人が43%と最も多く、「基地問題」が33%と続いた。 一方で、世代間の意識には違いがはっきり出た。格差について「その通りだ」を選んだ人のうち、一番問題だと思う格差について60代以上は4割以上が「基地問題」を選んだが、30代の58%は「所得」を選択し「基地問題」は13%だった。 米軍基