熊本地震で被害を受けた熊本県の南阿蘇村では、介護施設などに避難している高齢者や障害者を支えるボランティアが今後、不足するおそれがあるとして、ボランティア団体が30日、緊急に募集を始めることなりました。 しかし、団体によりますと、ボランティアに応募する人の数が減ってきているうえ、これまで多くの介護職員を派遣していた2つの社会福祉法人が来月5日までに派遣をやめることになったということです。 このため、今後、こうした人たちを支えるボランティアが不足するおそれがあるとして、30日、緊急に募集を始めることになりました。 「みなみ阿蘇福祉救援ボランティアネットワーク」の石井布紀子さんは、「全国的な人手不足の中で長期的なボランティア活動が難しいのは理解しているが、支援を継続する必要がある」と話しています。