新設したLPガス自家発電機の機能を確認するなど、災害時への備えを徹底する施設職員(左)=熱海市上多賀の海光園 事業継続計画(BCP)を策定し、災害対応訓練や防災備蓄などを徹底する熱海市の特別養護老人ホーム「海光園」が、内閣官房国土強靱(きょうじん)化推進室のガイドラインに沿った新制度「レジリエンス(回復力)認証」を取得した。医療・福祉の業種区分では静岡県内初登録。長谷川みほ施設長は「他の福祉施設のモデルとして役に立ち、災害対応能力の向上につながれば」と話す。 地震や風水害に直面しても事業や施設運営を継続できる「強い組織」を対象に、政府が2016年2月に制定した指針に基づき、推進協議会が認証する。社会福祉法人海光会が運営する海光園は、12月末に公表された第2回の認証で全国の他の19団体と共に選ばれた。第1回で県外の医療法人社団が選ばれているが社会福祉法人としては全国初。 海光園はBCPを15