大阪府柏原市は4日、ケースワーカーとして訪れた生活保護受給者の女性の体を触ったとして、30代男性職員を懲戒免職にした。 市によると、平成28年夏ごろから29年3月まで、担当する女性の自宅を訪問した際、体を複数回触った。職員は当時、健康福祉部生活福祉課に所属していた。女性から抗議を受けた職員が上司に申し出て判明した。 職員は「女性から好意を持たれていると感じていた」と話しているという。事件を受け、単身や母子世帯には2人以上で訪問するようにした。 冨宅(ふけ)正浩市長は「深くおわび申し上げる。信頼回復に向け取り組む」としている。