京都アスニー(京都市中京区)で3月2日、「認知症にやさしい図書館とは? by阪大 Part VI」が行われた。 高校生が考えた「日めくりカレンダー」 図書館に認知症の人が訪れることが多いことを背景に、2016年に大阪大学で始まった同会。2017年10月には「超高齢社会と図書館研究会」が、「認知症にやさしい図書館は、みんなにやさしい」をコンセプトとした「認知症にやさしい図書館ガイドライン」を策定した。 この日は図書館関係者、福祉や行政関係者ら80人が参加。「図書館では個人情報を提供できないが、どのように外部機関に連絡すればいいか」といった質問や、福祉施設運営者からも「図書館を使う利用者は多く、図書館にあらかじめ伝えておきたい。職員の方は忙しそうにしているが、誰に言えばいいのか」という質問が出た。 これに対し「『ちょっと来てもらえませんか』で、できる限り対応している」という地方包括ケアセンター
宇治市公募の整備予定事業者に内定 京都府の宇治市にある社会福祉法人悠仁福祉会が、「認知症総合センター」を同会運営の特別養護老人ホーム「ヴィラ鳳凰」に開設します。宇治市は9月12日から1ヶ月間、センターの整備予定事業者を公募、その結果、悠仁福祉会が選ばれ、「ヴィラ鳳凰」に設置されることが内定しました。 認知症の初期から看取りまで 従来、行政の認知症対策は患者や家族などの生活の支援や、医療サービス、介護サービスなどが個別に提供されてきましたが、新しく設けられる「認知症総合センター」では、認知症初期から看取りまでを包括して行うことになり、その開設は京都府では初めてのこととなります。 JR・京阪各駅から徒歩圏の「ヴィラ鳳凰」 「ヴィラ鳳凰」は宇治市宇治里尻にある特別養護老人ホームで、JR奈良線宇治駅から徒歩3分、京阪宇治線宇治駅徒歩8分の場所にあります。「ヴィラ鳳凰」が属する武田病院グループの経営
支援のために さいたま市は、認知症に関わる様々な専門家がもつ情報をシェアしより密な連携を図るための認知症情報共有パス「つながりゅう ささえ愛ノート」を作成、配布している。 作成にいたる背景には、今年度に開催された「さいたま市認知症対策方針検討会議」(市とさいたま市4医師会連絡協議会による共同開催)にておこなわれた、認知症専門医を中心とするシニアサポートセンター職員、認知症疾患医療センター職員による対策の検討があった。 さいたま市は、このパスによって関係者の認知症情報の共有、連携を通し、適切な医療や介護サービスが提供できるようにする。これにより、認知症の人とその家族が安心・安全な地域でのくらしができるように支援する。 具体的には、適切な治療を継続するための注意点といった介護職では判断できない点を医療職がカバーし、本人の生活条件、生活リズムといった医療職では知りえない点を介護職が補い、各分野で
「認知症フレンドリーな社会」で一歩先を行く静岡県富士宮市。行政や住民などが「応援団」をつくり、当事者を支えている(※イメージ) 「認知症フレンドリーな社会」で一歩先を行く静岡県富士宮市。行政や住民などが「応援団」をつくり、当事者を支えている。 北海道から九州までタスキをつなぐ日本縦断リレー「RUN伴(とも)2015」(7月4日から11月1日まで)。5年目となる今年のキャッチコピーは、 <認知症それがどうした、おれはおれ!!> 富士山麓を巡る静岡県富士宮市の区間では、認知症の16人を含む96人が18キロをリレーした。ランナーの中に、このコピーの考案者である佐野光孝さん(67)の姿もあった。ガス関連会社の営業マンとして働いていた58歳のときに認知症と診断されたが、いまは家族や「町の応援団」と、認知症フレンドリーな社会づくりを目指している。 富士宮市は、認知症支援の先進モデル地域である。「介護保
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