山梨市正徳寺のJR中央線の踏切内で3日夜、近くに住む最賀(さいが)まさえさん(85)が新宿発松本行きの特急あずさ27号(9両編成)にはねられて死亡した事故で、踏切に設置されていた障害物検知装置が事故当時、反応しなかったことが判明した。 踏切は幅約2メートル、長さ約10メートル。最賀さんは「シニアカー」と呼ばれる高…
山梨市正徳寺のJR中央線の踏切内で3日夜、近くに住む最賀(さいが)まさえさん(85)が新宿発松本行きの特急あずさ27号(9両編成)にはねられて死亡した事故で、踏切に設置されていた障害物検知装置が事故当時、反応しなかったことが判明した。 踏切は幅約2メートル、長さ約10メートル。最賀さんは「シニアカー」と呼ばれる高…
お年寄りらが利用する電動車いすのナンバー登録の動きが広がっている。登録した利用者の住所や名前などの情報を、警察、民生委員などで共有。事故や急病の際の身元特定に役立ち、家族の安心にもつながる。8年前から取り組む県警長府署(下関市)の管内では、登録台数が当初の4倍に増加している。(池田圭太) 2009年、同署管内の下関市菊川町で電動車いすに乗った男性が乗用車にはねられ、亡くなる事故が発生。男性が自宅のある地区の外に出ていて、身元確認に時間がかかったことから、男性の知人で地元の防犯パトロール隊代表の藤井信幸さん(69)が、独自のナンバー登録制度を提案し、スタートさせた。 利用者は住所と名前、緊急連絡先、電動車いすに乗った写真を登録。同署に事務局を置く長府防犯対策協議会が発行する。 ナンバーは2種類あり、大が縦10センチ、幅13センチ、小が縦6・5センチ、幅が10センチで、町名と3桁のナンバーのほ
高松市上天神町の家具インテリア店「ニトリゆめタウン高松店」の上りエスカレーターで10日、車いすの妻(79)と付き添いの夫(81)=いずれも同市=が転落し、後方にいた女性(76)が巻き込まれて死亡したと11日、香川県警が発表した。妻は肋骨(ろっこつ)を折るなどの重傷、夫も左腕に軽傷を負った。 夫婦はゆめタウンで無料で貸し出されていた車いすを利用。エスカレーターでの車いすの使用は禁止されていたが、夫は「エスカレーターがそこにあったのでつい乗ってしまった」などと説明している。県警は過失致死容疑の可能性もあるとみて慎重に調べる。 事故は10日午前10時40分ごろ発生。夫が車いすの妻を2階から3階に向かうエスカレーターに乗せていたところ、3階の降り口付近でバランスを崩し転倒した。段差に引っかかったとみられる。夫婦の後方にいた渡辺清美さん=同市=が巻き込まれ、エスカレーターの中段付近まで転落。全身を強
全国各地で頻発している高齢者の運転操作ミスによる事故。特に多くみられるアクセルとブレーキの踏み間違い事故を防ごうと、町工場が装置の研究に力を入れている。アクセルとブレーキを一体化させる特殊なペダルや、急発進を物理的に防ぐアクセルペダルで、判断力が衰えがちな高齢者だけでなく、義足の障害者にも好評を得ているという。「踏み間違い事故はどこで起きたとしてもおかしくない」と関係者。安全な社会に向けて、「ものづくり」の技術と知恵が試されそうだ。(細田裕也) 26歳男性「ブレーキの位置が分からず」 大分市で今月2日、病院の1階ロビーに76歳の女性が運転する軽乗用車が突っ込む多数のけが人が出た事故は、改めて踏み間違い事故の危険性を浮かび上がらせた。 女性に認知症などの症状は確認されておらず、大分県警は、女性がアクセルを踏み込みすぎるなどした可能性があるとみて、捜査を進めている。 高齢者ではなかったものの、
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