日本初の知的障害のある女性でつくるソフトボールチーム「武蔵野プリティープリンセス」が今年6月、県内に誕生した。在籍選手は現在3人のみだが、22日に県障害者交流センター(さいたま市浦和区)で選手の募集を兼ねたソフトの交流会を初開催。代表の工藤陽介さん(38)=社会人女子ソフトチーム「TSMレディース」監督=は「ソフトを通じて、彼女たちに喜怒哀楽や体を動かす楽しさを感じてもらえれば」と期待している。 ◇ 「頑張れ! 捕れるよ!」「腰を落として!」。交流会では、終始グラウンドに元気な声が響き渡った。参加したのは同チームの選手や知的障害を持つ男子チーム、県内の特別支援学校に通う生徒、県内中学のソフト部員など約70人。講師には、工藤さんの思いに共感した県出身で元日本代表監督の宇津木妙子さん(62)や、元日本代表の大久保美紗さん(29)らを迎え、ノックやピッチングなどで約4時間、みっちりと練習に励んだ