広島市は6日、被爆72年の「原爆の日」を迎える。爆心地近くの平和記念公園(中区)では、午前8時から「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が営まれる。式典前日の5日、公園内の慰霊碑には大勢の人が訪れ、原爆死没者に祈りをささげていた。 式典には、安倍晋三首相をはじめ、約80カ国と欧州連合(EU)から代表が参列する見通し。米国は、トランプ政権の駐日大使に就任するハガティ氏に代わり、臨時代理大使が出席。国連のグテレス事務総長の代理で、軍縮担当上級代表の中満泉事務次長も参加する。松井一実市長は式典で読み上げる平和宣言で、今年7月に国連本部で採択された核兵器禁止条約に言及する。