視覚に障がいを抱える人も、健常者と同じように周辺の情報を得ながら町歩きできるようになってほしい。マイクロソフトの「Soundscape」は、そうした思いで開発が進められてきた。 そしてこのほど、4年間の開発を経て無料ガイドアプリ(iOS)をリリースした。スマホとヘッドフォンを使うことで、視覚障害者がリアルタイムに周辺の情報を得ることができるというものだ。 まずは米国と英国で利用可能となっている。 ・ビーコンの情報を受信 このシステムは、アプリをダウンロードしたスマホ、ヘッドフォン、そして店舗などに設置したビーコンで構成される。 アプリを立ち上げると、スマホがビーコンからのシグナルをキャッチし、それを元に音声で「右手にGAPのお店があります」「バス停は○メートル先です」などとユーザーにリアルタイムに情報を提供する。 つまり、私たちが町を歩く時、「カフェがある」「こんなところに大学のキャンパス
常時30件のクライアントを抱える売れっ子弁護士と結婚した大胡田(おおごだ) 亜矢子さん(42)。女性なら誰しもが憧れる人気職業の妻だが、実は亜矢子さんには、体にハンディがある。視力に障害があり目が見えないのだ。早産で生まれてきた際、未熟児網膜症を患い、生後まもなくして視力を失った。 そんな亜矢子さんの夫である誠さん(40)。実は彼も視力を失い、目が見えない。そう、2人は共に全盲の夫婦なのだ。 驚きの工夫で家事も育児もパーフェクト そう聞くと、しんみりした話かと思いきや、そんなことはない。大胡田家の中は常にきれいに片付けられ、亜矢子さんの手料理を子どもたちが頬張る。包丁さばきも見事。それもそのはず、実は生まれたときから目が見えない亜矢子さんには20年以上の料理のキャリアがあり、18歳で一人暮らしを始めたときから自炊をしてきた。 お米を炊くなんてお手の物。なんと危険度の高い揚げ物も自分で調理す
静岡県警は17日、2人乗りの二輪タンデム自転車を12月1日から県内の公道で走行できるようにすると発表した。2020年の東京五輪・パラリンピックの自転車競技が伊豆市で開催されることなどを踏まえた措置で、解禁は都道府県別で14番目。2人でこぐため息をぴったり合わせれば楽に走れるほか、視覚障害者の行動範囲を広げる手段としても普及が期待される。 二輪タンデム自転車は二つのペダルとサドルを備えた乗り物。2人が前後に並び、協力してペダルをこいで走る。後ろに乗る人はハンドル操作の必要がないため、視覚障害者らが後部座席に乗って楽しむこともできる。 公道走行は県道路交通法施行細則で禁止されているが、障害者競技団体などから解禁を求める声が上がり、安全性が確認できたとして改正に踏み切る。タンデム競技はパラリンピックの正式種目。
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