もともと介護職を選んだわけではなかった。福祉を専攻した短大時代は路上ライブに明け暮れ、華やかな芸能界に憧れた。就職の必要に迫られ、特別養護老人ホームの「事務職」の求人に応募。採用されたら介護現場に配属された。 初めてのおむつ替えでは思わず「くせえ!」。お年寄りは好きではなかった。担当したのは認知症の元ヤクザ。口は悪いがインテリで、男としてほれ込んだ。一緒に旅行する約束をした矢先、目の前で倒れて息を引き取った。泣きながら心臓マッサージを施した。 1分後には別れるかもしれない人と向き合う仕事の尊さを知る。覚悟を決めた。「人生の幕引きに手を握るのは俺かもしれない。見合う自分でありたい」 熊本県介護福祉士会長になって9年目に起きた熊本地震。車中泊をしながら介護職のボランティア確保に奔走した。施設や福祉避難所だけでは高齢者を収容できない中で、一般の避難所では周りの人たちが高齢者を支えている。地域で介
先日、日本介護福祉士会がフジテレビに対して、ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』の内容に意見書を送り、Yahoo!総合トップに掲載されるなど大きな話題となった。 意見書の内容は、日本介護福祉士会に「『ヒロインが介護施設で過酷な労働環境(24時間勤務)と労働条件(月収14万円)を強いられ、上司やオーナーからハラスメントをされている。本当なら身内が目指している介護の資格取得をやめさせようと思っているがどうなのか』というメールが届いた。多くのマスコミが介護に関してかなり偏った情報を流している。影響の大きさを考えてほしい」というもの。 つまり、「放送をやめろ」「今すぐ内容を変えろ」というほどの勢いではないが、「ドラマの設定やシーンが介護職の人材確保に悪影響を及ぼしている」と言いたいのだろう。 1990年代は最後まで押し切れた この騒動を知ったネットでの反応は、「問題のある事実を隠蔽
日本介護福祉士会は、フジテレビに対し、同局が制作するドラマの介護現場の描写について、配慮を求める意見書を送った。意見書では、ドラマの主人公が介護施設で24時間の連続勤務を強いられるなど、過度に労働環境の悪さや給与の安さなどを強調して表現している点を問題視。番組を制作する際には、介護人材不足を解消するためにさまざまな取り組みが進められている点にも配慮することを求めている。【ただ正芳】 【関連記事】 診療・介護同時改定の方向性示唆する声も(2016/01/14) 病院とは別世界!在宅医療の多職種連携(2016/01/09) 日本介護福祉士会が意見書で取り上げたのは、フジテレビが今年1月から毎週月曜日午後9時から放映している「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」。この番組では、介護施設に勤める主人公が24時間にわたる勤務を強いられたり、施設の上司らからハラスメントともいえる仕打ちを受け
“介護の仕事”の魅力を描いた映画を製作、来秋公開予定!介護人材の確保に貢献目指す プレスリリース発表元企業:映画『人生のコンシェルジュ(仮題)』製作委員会 配信日時: 2015-11-11 10:00:00 映画『人生のコンシェルジュ(仮題)』製作委員会ではこの度、介護福祉士を主人公とした劇映画の製作を行うことを、介護の日(※)である本日2015年11月11日、発表いたします。 公式サイトURL: http://www.care-movie.com/ (※)介護についての理解と認識を深め、国民への啓発を重点的に実施する日として厚生労働省が設定。11月11日。 本作品は、人材不足(※)が課題となっている“介護の仕事”に正面から向き合いその尊さ・やりがいを丁寧に描くことで、介護職のイメージ向上、そして少しでも多くの人が介護職を目指すきっかけとなることを目指して製作します。 (※)厚生労働省が2
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