ベネッセホールディングスとソフトバンクの合弁会社であるClassiは2月22日、学校・企業・地域が一丸となって不登校の小中学生の学校復帰を支援する「クラスジャパン・プロジェクト」に参画すると発表した。 クラスジャパン・プロジェクトは、全国の自治体からの委託により、インターネット上に設置された「ネットクラス(学級)」を中心に、不登校の小中学生の学習支援や自立支援を行う通信・通学型の行政サービス。全国から集まる仲間たちとともに、インターネットで参加できる部活やサークル活動を通じて人間関係を構築できるほか、企業と連携したキャリア教育、地域や自治体と連携した行事への参加など、多彩な支援プログラムが予定されている。 今回、クラスジャパン・プロジェクトがネットクラスを運営するのに必要不可欠な「プラットフォーム」「コミュニケーション」「ポートフォリオ」の機能を提供するICTプラットフォームとして、同社の
文部科学省の調査で、不登校の小中学生のうち年間90日以上欠席する長期不登校が6割近くを占めることがわかった。子どもたちに必要な支援とは何か――。さまざまな模索が続く中、受け皿は多様化している。 「勉強どう?」。男子生徒が女子生徒に話しかける。教室には机が並び、黒板には「今月の目標」も。だが、それは「毎日ログイン」だ。 千葉市中央区にある通信制の私立明聖高校が昨年4月に始めた「サイバー学習国」。「アバター」という生徒の分身が通うインターネット上の仮想学校だ。 アバターは生徒本人の代わりに教室を移動したり、アバター同士でチャット(おしゃべり)機能を使って交流したりする。授業は学校が配信する動画で受ける。年間4日間のスクーリング(面接指導)と進級試験1日の計5日間は、実際に登校することが必要だが、それ以外は自分に合わせて勉強できる。 英単語や漢字などの小テストに合格するとポイントがたまり、アバタ
高校時代の一時期、不登校だった大学生が、ネット電話「スカイプ」を使って不登校の子どもたちの学習をサポートする会社を設立した。「同じ体験をした者として、一歩を踏み出すお手伝いをしたい」。勉強だけでなく、胸の内に抱える悩みにも向き合っている。 「盛(もり)ちゃん、これ、どう解けばいいの」。ちゃぶ台に置かれたノートパソコンから男の子の声が響く。東海大2年の盛田吏貴(りき)さん(23)が今年5月に設立した学習支援会社「KnooR(ノアー)」の授業風景だ。 不登校生の家庭と同社のパソコンをスカイプでつなぎ、手元のノートやプリントを映しながら授業を進める。不登校生を専門にしたスカイプ授業の事業化は珍しい。 仕事場は会社を一緒に運営する関西大3年、高橋英樹さん(23)が住む二間のアパートだ。教える側は学生8人。うち社長の盛田さんら3人が元不登校生だ。気楽に接してもらいたいと、先生ではなく「盛ちゃん」「英
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