4月22日、東京国際フォーラムで落合陽一×日本フィルプロジェクトVOL.1として「耳で聴かない音楽会」が開催された。聴覚支援システムを使って、視覚、触覚を使った新たな音楽の楽しみ方を探る音楽会だ。その様子をフォトレポートでお伝えする。
聴覚障害者が手話で通話できる公衆電話ボックス「手話フォン」が5日、JR明石駅前(兵庫県明石市)の複合施設「パピオスあかし」に設置され、式典が開かれた。事前登録不要で、午前8時〜午後9時に無料で利用できる。昨年末の羽田空港(東京)、筑波技術大(茨城県つくば市)に続いて3カ所目の設置だが、自治体の協力による導入は全国で初めて。 手話フォンは、日本財団が聴覚障害者向けに提供している電話リレーサービスを活用。聴覚障害者がボックス内のテレビ電話を操作し、画面に映ったオペレーターに手話で用件を伝える。オペレーターが相手先に電話し、得た情報を手話で利用者に伝える仕組み。 式典には福祉団体の関係者や聴覚障害者ら約100人が参加。明石市の泉房穂市長は手話を交えながら「手話でのコミュニケーションがいつでもできる社会に変われば、聴覚障害者の暮らしがもっと良くなる。手話フォンをどんどん使ってください」とあいさつし
数年後の冬の早朝。「日塔さん、朝5時です。今日はいつもより2時間早く起きる日ですよ。入眠時間は夜11時17分、睡眠時間は5時間37分。夜中の2時10分に少し目が覚めましたね。あなたの体温は36.2度で平熱。寝不足ですが一日頑張りましょう。外の気温は3.6度、昨日より1度低いです。午前は晴れますが、13時ごろから新橋では雨の予報なので傘を持っていくのを忘れずに」 このように言っているのは耳に着けているイヤホン。完全に耳の穴の中に入っているので、周りからは見えない。装着感もほとんどないので、24時間着けっぱなしでも問題ない。他に何もつけていないのに、心拍と体の動きから睡眠の時間や質まで正確に教えてくれる。夜中に地震があったときも知らせてくれるので安心だ。 これが聞こえているのはもちろん、私だけ。今日のように早く出掛ける日も、スマホのアラームみたいに音を立てないので、ぐっすり寝ている家族を起こさ
2020年の東京五輪・パラリンピックを見据え、10月末、聴覚障害者と健常者が同時に楽しめる実験的な能公演が行われた。プロの能楽師が手話も使って表現する新たな試み。伝統芸能界初の体感音響システムも導入したほか、手話の同時通訳も付き、健常者にも分かりやすい公演となった。(飯塚友子) ◇ 手話交え演技 10月21日夜、喜多能楽堂(東京都品川区)での「手話で楽しむ能狂言鑑賞会」。女優の黒柳徹子(83)が設立したトット基金が運営する「日本ろう者劇団」の手話狂言「附子(ぶす)」に続き、能「黒塚」が上演された。 注目は、作品前半と後半をつなぐ間(あい)狂言を、和泉流狂言方の三宅近成(ちかなり)(30)と宝生流ワキ方の安田登(60)が手話を交えて勤めた場面。安田は「山に入(い)り-」のせりふに合わせ、手で山の形を作り、手話が客席からよく見えるよう、通常とは体の向きを変えて演じる工夫を見せた。 舞台左右には
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