厚生労働省は2日、「福祉人材確保対策検討会」(座長=田中滋・慶大名誉教授)に、今後の介護人材確保と介護福祉士の在り方を考える上での論点などを示した。介護福祉士については、より責任が重く、高い能力が求められる専門人材と位置づけた上で、2025年には、介護職員の半分を介護福祉士とすることを目指すことも示された。【ただ正芳】 介護福祉士の資格を持つ人は、108万人余りいるが、実際に現場で働いている人は63万人余りで、現場の介護職員の37.6%を占めている。(数字は、いずれも12年)。 これまで国は、サービスの質の向上と人材確保の2つの目的を両立させるため、介護職員の中の介護福祉士の ...