障害者の就労を支援する神戸市のNPO法人「ウィズアス」が、障害者同士が助け合いながら自立生活を目指すシェアハウス「Re-Smile(リ・スマイル)」を同市内に開設し、5月から5人が入居を始めた。「自分の好きなように笑顔で暮らしたい」との障害者の要望に応えるため、男女別の個室のほか、車いすで調理しやすい設計の台所も完備。食事や入浴、就寝の時間を入居者が自由に決められるように配慮した。(浅野友美) 旅行中の障害者の介助にも取り組んできたウィズアスのメンバーは、介助を担う障害者の父母が高齢化するにつれ、負担が増している現状を目の当たりにした。軽減のため、施設のショートステイを利用するケースもあるが、施設では決められた時間に入浴や食事、就寝しなくてはならないことを、窮屈に感じる障害者も多いという。 そのため、NPOでは、プライバシーが守られた空間で、障害者が自分の思い通りに生活できるシェアハウスの