厚生労働省は、看護師や保育士など医療・福祉分野の国家資格取得に関し、共通の基礎課程導入の検討を始めた。別の資格を取るのにかかる期間を短縮することで、医療・福祉分野の人材が待遇のよい仕事に転職しやすくする。資格を持ちながら働いていない「潜在有資格者」の再就職にも結びつけたい考えだ。夏にも同省内で具体案の検討を始め、2021年度ごろの導入を目指す。 医療・福祉分野の国家資格を取得するには、国が指定した専門学校や大学での養成課程を経て国家試験に合格する必要がある。別の資格を取るには養成課程を原則1年次から学び直さなければならない。 この記事は有料記事です。 残り573文字(全文839文字)