香川県警さぬき署は13日までに、さぬき市の「有料老人ホーム御徳」の入所者の男性(82)が、鼻から挿入したチューブで朝食の栄養剤を摂取した後に体調不良を訴え、呼吸不全により病院で死亡したと明らかにした。 チューブは通常、胃に直接差し込まれているが、司法解剖の結果、肺から液体状の異物が見つかったといい、同署はチューブの挿入方法など、詳しい状況を調べている。 同署によると、男性は11日午前7~8時ごろ、栄養剤を摂取。同11時15分ごろ、男性から「苦しい」との訴えを受けた巡回中の介護福祉士が病院に連れて行こうとしたが、男性は断った。約10分後に介護福祉士が様子を見に行った際も苦しそうだったため、同11時40分ごろ119番した。 男性は自立歩行できず、介助が必要だった。チューブは食事以外の時間も常に挿入したままだったが、11日の朝食時に何らかの理由で挿入し直したという。
埼玉県ふじみ野市の特別養護老人ホームに入所していた高齢女性が介護ミスで死亡した、などとして、遺族が近く、施設の運営法人に約4千万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こす。遺族は「同様の事故を減らすため、裁判で原因や背景を明らかにしたい」としている。 亡くなったのは中野小夜子さん(当時86)。認知症を患い、2015年1月から特養「上野台の里」に入所。事故時は要介護度4で、座った状態を保つのも困難だった。原告となる中野さんの息子2人や代理人弁護士によると、事故は15年9月7日の夕飯時に起きた。中野さんは、食事を飲み込んだ後に吐き出す動作をくり返し、病院に救急搬送されたが、10月23日に死亡した。死因は食物が肺に入った場合に起きる「誤嚥(ごえん)性肺炎」と診断された。 施設側が県に出した事故報告書では、食事介助の際に上半身を起こすベッドの角度を過度に垂直に近づけたことや、食事を早く食べさせ過ぎ
10日午前3時20分ごろ、奈良県上牧町上牧の介護老人保健施設「こころ上牧」4階個室で、入所者の森本ミツヱさん(97)がベッド横の床に倒れているのを、巡回中の男性介護士(54)が発見。間もなく死亡が確認され、奈良県警は司法解剖の結果、死因は首を絞められたことによる窒息死と発表、殺人事件として捜査を始めた。 県警などによると、森本さんは「要介護3」で車いすを使用。身体の左側を下にした状態でベッド左側に倒れており、首には絞められたような跡があった。部屋が荒らされた跡や、着衣の乱れなどはなかった。午前1時に同じ男性介護士が巡回した際はベッド上で寝ていたという。 施設は5階建てで、2〜5階の居室に計75人が入所し、4階には19人が入所。当時は介護士4人と看護師1人の計5人が当直勤務中だった。施設の出入り口は午後6時〜午前8時ごろまでオートロックで施錠され、外部からは出入りできないという。
カナダ・オンタリオ州ウッドストックの裁判所を後にするエリザベス・ウェットローファー容疑者(2016年10月25日撮影)。(c)AFP/The Globe and Mail/GEOFF ROBINS 【10月26日 AFP】カナダ東部オンタリオ(Ontario)州の警察当局は25日、同州にある2つの老人介護施設で2007年から14年にかけて入所者8人を殺害した容疑で、施設で働いていた元看護師の女を逮捕したと明らかにした。 問題となっている事件が起きたのは、オンタリオ州ウッドストック(Woodstock)とロンドン(London)にある2つの民間施設。エリザベス・ウェットローファー(Elizabeth Wettlaufer)容疑者(49)は両施設で勤務していた。 8件の第1級殺人の容疑が持たれているウェットローファー容疑者は、25日午前中に短時間出廷し、現在も勾留されている。 オンタリオ州警察
東京都は1日、羽村市の有料老人ホーム「グリーン東京」で、腸管出血性大腸菌O157による集団食中毒が発生し、82歳の女性が死亡したと発表した。また、千葉県は同日、O157の集団感染が発生していた同県市川市の老人ホーム「ウエルピア市川」で重症で入院していた97歳の女性が死亡したと発表。いずれも同じ給食会社が食事を提供していた。 都によると、食事を提供していたのは、ホームを運営するSOMPOケアメッセージの子会社「シーケーフーヅ」(本社・岡山市)。製造元から仕入れた食事をホーム内の調理室で再加熱するなどして提供していた。 羽村市の施設では8月27〜30日、入居者132人のうち、死亡した82歳女性を含む71〜99歳の男女計23人が下痢や発熱などの症状を訴えた。患者8人からO157を検出した。1日現在12人が入院している。
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