子どもの性を守るための日本の啓発漫画が中国語に翻訳され、台湾の中学や高校に配られることになった。実例をもとに、JKビジネスやリベンジポルノなどの危険性を説く内容だ。台北北区ロータリークラブが「台湾にも同じ問題がある」と許可を得て翻訳し、発行した。 翻訳された漫画は、児童買春や児童ポルノの被害者救済に取り組むNPO法人「ライトハウス」が作った「ブルー・ハート」。同ロータリークラブは27日、台北市で同市教育局に1万冊を寄贈した。今後、各校の図書館などに置かれるという。湯志民・市教育局長は「漫画はとても分かりやすく、青少年が自らの体や性を守るために役立つ」と話していた。(台北=鵜飼啓)