会社員はもともと5000万円の生命保険に加入している ①〜③を考えると、子2人、専業主婦の妻がいる会社員男性が亡くなった場合に支給される遺族年金は、妻が死去するまで合計約5300万円になる。(父親死去時に妻30歳、子3歳、子1歳、遺族厚生年金は年40万円、妻87歳で死去を想定) 同様のケースで父親が自営業だったときのことを考えても、2人の子どもが18歳になるまでの間に「遺族基礎年金」が合計約2000万円支給されるという。 民間の生命保険に何一つ加入しなくても、月々の保険料を支払うだけで会社員なら約5000万円、自営業なら約2000万円の生命保険に加入しているようなものなのである。 ムダな生命保険に入りやすい3つのパターン 前野氏が話す、ムダな生命保険に入っているケースが多いのが下記の3パターン。 ・夫婦共働き(夫が死亡しても妻が自活できる) ・住宅を購入しており、住宅ローンの団体信用生命保