東日本大震災の被災地で母子支援を続けている東京のNPO法人が、不登校や引きこもりの子供たちの復帰を目指すフリースクールを3月、岩手県陸前高田市に開設した。地震や津波の恐怖をはじめ、仮設住宅での暮らしや転校など生活環境の変化、家庭の困窮など不登校の要因は様々だ。母親向けにアドバイザー養成講座も開き、態勢を整える。フリースクールを開設したのは「マザーリンク・ジャパン」で、広田湾を望む高台の土地を購
東日本大震災で福島県から避難した子どもたちがいじめの標的になるのではないか。危惧した教員や研究者らが震災直後、小中高生向けに授業案を作った。だがあまり活用されないまま、横浜市や新潟県で避難した子どもへのいじめが次々に明らかになった。「被災地や避難者の事実を知ってほしい」と訴えている。 麻布大生命・環境科学部の小玉敏也教授(56)が震災直後に作った小学生向け授業案「太郎君の悩み」は、子どもたちのこんなやりとりの例から始まる。 「あの子さ、福島から来たでしょ。わかる?」 「何のこと?」 「ほら、あれ、放射能」 「それってうつるかもよ、気をつけて!」 太郎は震災で父親を亡くし、母親と2人で避難して、1学期から新しい学校に通い始めた。だが、放射能が感染することはないのに、陰口が聞こえてきて不登校になってしまった。 「太郎君は突然学校に来なくなりました。みんな心当たりはありませんか? 一人一人ができ
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