「◯◯にたたかれたの?」「グーで? パーで? どっち?」。子供が暴力などの被害にあったとき、大人はこんな質問をしがちだ。心配のあまり、また結論を急ぐあまりの聞き方だが、実はこれらが誘導となり、子供の記憶を塗り替えてしまうことがある。こうした懸念から生まれたのが、「司法面接」と呼ばれる事情聴取の方法だ。虐待事件などで子供が被害者となったとき、警察と検察、児童相談所が連携し、専門的な研修を受けた代表者1人が面接することで、子供から正確な情報を聞き出し、また聴取の回数を減らして子供の負担を軽くするのが狙い。欧米を中心に普及しているが、近年は日本でも面接手法を導入する動きが本格化し、大阪地検には研究チームが設置されている。専門家は「虐待だけでなく、いじめなどの聞き取りにも使える手法」として、教員らにもノウハウが広まればと期待する。 記憶に沿って、子供の言葉そのまま 「ママにここドーンされた」「ドー
大阪府警は8日、昨年12月から行方不明になっていた大阪府茨木市の生後8カ月の男児について、育児放棄(ネグレクト)につながる恐れがあるとして名古屋市で保護し、児童相談所(児相)に通告した、と発表した。府警は今年4月に児童虐待対策室を設置し、情報があれば府外にも捜査員を出して捜す方針を決め、今回が初の事案だった。 児童虐待対策室によると、男児は母親(25)と一緒に茨木市の母親の実家にいたが、昨年12月25日に別居していた父親(31)が訪れ、母子を連れて出て行った。不明になる前の4カ月時の健康診断を受けておらず、市が実家への訪問を続けていたが、所在がわからなくなり児相に連絡。男児の祖母は3月16日、茨木署に行方不明者届を出した。 児童虐待対策室は、親子3人が愛知県内のビジネスホテルを転々としているとの情報を得て捜査員を派遣し、愛知県警と連携。名古屋市の飲食店で約7万円を盗んだとして父親を捜してい
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