ロヒンギャ数百人死亡か=ミャンマー当局を批判-国連報告書 バングラデシュ・テクナフで、川を渡りミャンマーから逃れようとして発見されたイスラム系少数民族ロヒンギャの難民ら=2016年12月(AFP=時事) 【バンコク時事】ミャンマー西部ラカイン州でのイスラム系少数民族ロヒンギャに対する人権侵害疑惑で、国連人権高等弁務官事務所は3日、治安部隊による軍事活動でロヒンギャ数百人が死亡した公算が大きいとする報告書を発表した。報告書は「人道に対する罪」に当たる可能性が極めて高いとして、ミャンマー当局を厳しく批判している。 ラカイン州では、昨年10月に武装集団が警察施設を襲撃する事件が起きて以来、軍を中心とする治安部隊が掃討作戦を展開。治安部隊による人権侵害被害を訴えるロヒンギャの証言が相次ぐ一方、ミャンマー当局は疑惑を否定してきた。 報告書によると、ラカイン州から国境を越えて隣国バングラデシュに逃