農林水産省が新たな介護食として普及を進める「スマイルケア食」の開発が秋田県内で広がっている。2月に県立男鹿海洋高校(秋田県男鹿市)が高校として全国初の認証を取得。認証取得者数も都道府県別で全国最多の7団体となった。「高齢化率全国一」を逆手に取り、市場が拡大する高齢者向け介護食を秋田から発信していく考えだ。県立男鹿海洋高校が授業で製造する缶詰とかまぼこが、2月13日付でスマイルケア食「青マーク認
2017年9月9日 下諏訪町東山田にある県花田養護学校高等部生徒が、「障害のある人や高齢者が、地域で不自由なく暮らせるような、便利な福祉機器を開発したい」と諏訪東京理科大学(茅野市豊平)進学を目指している。生徒には筋疾患による障害があり、大学に通学するためには複数の介助が必要になる。夢をかなえるために、自らボランティアの募集を始めた。 進学を目指しているのは、高等部3年生の田中洵さん(17)=塩尻市出身=。筋力が低下する病気を持つ田中さんは、電動車椅子で生活しており、中学2年生の時に花田養護学校へ転校してきた。福祉機器を扱う人に紹介されたという電動車椅子サッカーが好きで、週末に同校や下諏訪体育館で楽しんでいる。 田中さんには二つの夢がある。障害のある人が必要な介助を求めながら、地域で主体的に暮らしていくための福祉機器を作ることと、障害のあるなしにかかわらず、働ける場を創出すること。自分が思
都立多摩桜の丘学園(多摩市聖ケ丘1丁目、山本優校長)の知的障害教育部門の生徒が6日、地元のスーパーマーケットで購入した品物を客の自宅まで運ぶ買い物支援の実習を本格的に始めた。重い荷物を運ぶのが大変な高齢者らの手助けと、自立をめざす生徒の職業教育とを兼ねた取り組みだ。 この日実習したのは、高等部1年生の6人。学校から徒歩10分ほどの小型食品スーパー「ビッグ・エー」を訪れた高齢者らに「荷物を運ぶのをお手伝いします」と声をかけた。申し出のあった買い物客の商品を持ち、2人1組で客の自宅まで一緒に歩いた。引率の先生も同行した。 近くの団地の3階に住む古田邦枝さん(77)はコメ5キロに1リットル入りのペットボトル、洗剤、野菜などを運んでもらった。「重たい物を持って階段を上がるのは大変。助かりました。ありがとう」と笑顔を見せた。 実習を終えた若井健太朗さん…
23日投開票の仙台市長選から一夜明けた24日午前、無所属新人で初当選した郡和子氏(60)が仙台市内の事務所で報道陣の取材に応えた。国政の与野党対決の構図だった同選挙。自民党県組織などが支持した候補を破った元民進党衆議院議員の郡氏は「市民がつくった動き。地殻変動になってほしい」と意気込んだ。あまり眠れなかったという郡氏は、前夜と同じ白いジャケットで事務所に訪れた。「電話やメールを全国から頂いた。
エマニュエル・トッド氏「日本政府は何もやっていない」と フランスの歴史人口学者、エマニュエル・トッド氏が毎日新聞のインタビューに応じた。トッド氏は、日本の社会保障制度について、「家族に要求することが多すぎる」と指摘。それが低い出生率につながっているとの見方を示した上で、「日本が直面している最大の課題は人口減少。このままでは30~40年後に突然、災いが訪れる」と警告する。 トッド氏は1951年生まれ。人口統計や家族の類型化による国際政治の動向の分析が専門で、70年代には旧ソ連の崩壊、最近は英国の欧州連合(EU)脱退や米大統領選でのトランプ氏勝利を予見して注目されている。インタビューは11月下旬にパリ市内で行った。
NPO法人「ママの働き方応援隊(ママハタ)」静岡校がこのほど、乳幼児と母親が高齢者施設や学校などを訪問する「赤ちゃん先生プロジェクト」を始めた。1回目は静岡市葵区の高齢者福祉施設「城東コミュニティプラザHapiSpo」を訪れ、デイサービスの利用者と触れ合った。 この日施設を訪れたのは11カ月から5歳までの乳幼児7人と母親ら4人。子どもたちは「こっちにおいで」「かわいいね」と声を掛けられ、握手をしたり歌遊びをしたりした。同区の野田成子さん(74)は「昔を思い出す。元気をもらって若返ったみたい」と満面の笑みを見せた。 同プロジェクトは、応援隊が2012年に本格始動させ、全国に活動を広げている。赤ちゃんとの交流を通じて癒やしを提供し、命の大切さを伝えることが目的。育児中の母親を孤立させず、報酬のある「仕事」として社会とつながる場を提供する狙いもある。 静岡市駿河区に越してきた天野育子さん(
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