厚生労働省は、児童虐待の通報や相談を24時間受け付ける児童相談所(児相)全国共通ダイヤル「189(いちはやく)」について、来年度から通話料を無料にする方針を固めた。通話料発生を告げる音声案内の途中に電話が切られるケースが多く、批判が出ていた。利便性を向上させ虐待情報を漏らさず拾い上げる体制を整える。同省は2019年度…
ユニセフとグローバル・チャイルド・フォーラム 企業が子どもたちに与える影響を測るツール 「子どもの人権とビジネス・アトラス」発表 【2018年4月11日 ストックホルム発】 本日ユニセフ(国連児童基金)とグローバル・チャイルド・フォーラム(Global Child Forum)は、企業が自社の慣行や方針が世界の子どもたちの生活に与えうる潜在的な影響を把握し、また機会を発掘することを可能にするデジタル・ツール「子どもの権利とビジネス・アトラス2018(2018 Children’s Rights and Business Atlas)」を発表しました。 「子どもたちは、未来の指導者、顧客、投資家そして従業員として、ビジネスの未来に必要不可欠な存在です」とユニセフ事務局次長ファトゥマタ ・ンジャエ(Fatoumata Ndiaye)は述べました。「ユニセフとグローバル・チャイルド・フォーラム
第6章「守るために」(1) 「お母さんがごはんをつくる回数が減った。もっと作ってほしいけど、あんまり無理を言うとお母さんが困るから言わない」 ワーカー(児童福祉司)のミエコ(仮名)は小学生の息子が書いた作文を読み、胸が張り裂けそうになった。 もともとは保育士として働いていた。児童相談所(児相)の虐待対応チームに入って2年目の40代。10歳から18歳まで3人の子の母親でもある。 児相は1日24時間、365日対応だ。児相が閉まる週末や祝日は、緊急対応する当番を決める。当番のワーカーは休日でも基本的には家にいて、いつ連絡があっても対応できるようにしている。 最近、公用の携帯が鳴ると、子どもがびくっと反応するようになってしまった。母親が緊急で呼び出されることがわかっているからだ。 平日も夜の9時、10時の帰宅はふつう。それから作り置きしておいたおかずと、ゆでたうどんで子どもたちと夕食ということも珍
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