夏休み期間を利用し、中高生にがんについて正しい知識を身に着けてもらおうと、講座「がんについて知ろう!」がシリウスで開催された。シリウスを運営する「やまとみらい」は開館以来、市立病院とともにがんに関する講座を定期的に開いており、施設の特長を活かした新たな取り組みとしても期待がかかる。 がんは怖くない 講座は、大和市立病院の小児科医長・植田晶子さんが講師を務め、事前に申込んだ中高生の他、当日、シリウスを訪れた小学生も参加して行われた。 植田さんは、がんについての知識を、選択式のクイズ形式で紹介。早期発見ならば生存率が高い一方で、健診の受診率が低いことなど、がんを取り巻く現状をわかりやすく説明した。自らが初めて担当した小児がんの子どもが、現在は社会人として頑張っているエピソードを話し、「がんは決して怖い病気ではない」と力強く語った 市内在住で海老名高校2年の松竹美咲さんは将来、病院での勤務を希望
『子どもと一緒に知る「がん」になるってどんなこと?』(1400円+税/セブン&アイ出版)※記事中にある書影をクリックするとamazonの紹介ページにジャンプします がんの知識も患者の気持ちもわかる! 今や、2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなる時代である。毎年約100万人ががんになり、そのうち約60万人ががんを克服するという、もはや“がん=死”ではなく、がんを抱えて長く生きる時代なのに、「がんのことは、知っているようで知られていないことが多いように思われます」という林先生。 がんの話題といえば、ワイドショーなどで有名人の闘病や死ばかりが取り上げられ、“がん=つらい、こわい”というイメージから抜け出せず、誰もが“自分だけはがんになるはずがない”と思っている、と語る。 「病院で、がんを告知しなければならない機会が数多くありますが、ほぼすべての方が“なぜ私ががんに!?”と、頭を抱えら
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