子宮頸(けい)がんワクチンを接種後に脳機能障害が出た33人の約8割で「特定の遺伝子型が一致した」と厚生労働省研究班の代表者が3月に行った発表の内容について、厚労省は「(統計的に)少数のデータで、約8割という数字は確かなものとは言えない」とする見解をホームページに掲載した。 大学の研究者などが実施する研究班の研究成果に対して厚労省側がこ…
厚生労働省は、がんに伴う症状、抗がん剤などの治療による副作用や後遺症などについて、症状の軽減や予防を目指す治療「支持療法」の診療ガイドラインを作成することを決めた。今春から必要な調査・研究を開始し、臨床試験などを実施して具体的な治療法を開発する。治療に取り組む患者の負担軽減や、日常生活の改善につなげる。(2面に「がん大国白書」) がん治療は、手術、放射線治療、抗がん剤などを組み合わせた治療が実施されるが、副作用や後遺症などを伴うことが多い。特に、抗がん剤では脱毛やしびれ、皮膚障害などさまざまな副作用が出る。副作用のつらさによって、治療が継続できなくなったり、後遺症が治療後の生活の支障となったりするなど、患者の悩みや負担となる。これらを軽減するケアを「支持療法」と呼ぶ。治療の継続や患者の生活を支えることから名付けられた。 この記事は有料記事です。 残り445文字(全文810文字)
有効性に疑問も 俗に「メタボ健診」と呼ばれている「特定健康診査及び特定保健指導の実施に関する基準」は2007(平成19)年12月28日に定められ、まもなく8年になろうとしている。国民医療費が増大する中で、生命や生活に深刻な影響があり、高額な医療費がかかる心筋梗塞(こうそく)や脳卒中を未然に防ぐことを目的に、その引き金となる糖尿病や高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病を改善するために行われる健診である。 この健診は40〜74歳の方が受け、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)のリスクがある人の生活習慣を、より望ましいものに変えていくための保健指導を行うという筋書きである。身長・体重・腹囲・血圧・脂質・血糖などを検査し、リスクの高さに応じてレベル別の「動機付け支援」や「積極的支援」と名付けられた保健指導を行い、後に計画どおり効果が出ているかなどを判定する。このうち、動機付け支援は生活習慣改
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