27歳のルイス・ツィー(Louis Tse)氏はカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の博士課程に在籍していた当時、節約のために車中生活を送っていた。 ペットボトルの水と保存食を入れたダッフルバッグが「彼の台所」だった。家族写真を後部座席の窓に掛け、夜はフリーWi-Fiがつながる場所に駐車して、研究をしていたという。 「ホームレスに陥った若者は、車で2時間かけてハリウッドの若者向けシェルターに行くか、自力でなんとかしなければならないのです」 ツィー氏は現在、NASAのジェット推進研究所で熱工学のエンジニアとして働いている。 ツィー氏と元クラスメイトのルーク・ショウ(Luke Shaw)氏は2016年10月、高すぎる教育費が原因でホームレスになった学生のために、学生が自分たちで運営するシェルター「Students for Students」を創設した。シェルターは大学に在籍する間の食事