学生らを前に講演する、高橋まつりさんの母、幸美さん(右)と川人博弁護士=東京都文京区の東京大学で2017年5月21日午後4時35分、丸山博撮影 広告最大手・電通の新入社員で過労自殺した高橋まつりさん(当時24歳)の母校の東京大(東京都文京区)で21日、「『新しい働き方』を考えるシンポジウム」が開かれ、母幸美さん(54)が参加した。幸美さんは「どうか皆さんの力で日本を変えてください。誰もが健康に働いて幸せになれる社会を実現してほしい」と呼びかけた。 シンポは学園祭「五月祭」の行事の一つ。幸美さんは「仕事が原因で亡くなった東大卒業生は、高橋まつりが初めてではない」と強調し、「大手企業、官庁、研究職。専門性の高い職業ほど長時間労働の可能性が高いが、正常な判断ができるうちに休んでください」と訴えた。
全国で自殺予防に取り組むNPOが東京に集まり、就職活動中に自殺を考える若者への対策などが話し合われました。 この中で、最近の自殺について、年代別に見た場合、40代以上が大幅に減少しているのに比べて、10代から30代の若年層は横ばいのままとなっていることが報告されました。 さらに、東京で活動するNPOが就職活動中の学生122人を対象に行ったアンケート調査で、およそ2割の学生が「自殺を考えたことがある」と回答した結果を伝えました。そのうえで、就職活動の悩みを打ち明けられず1人で抱え込む学生に対しては周囲が積極的に支援することが重要だと指摘していました。 主催した若者自殺対策全国ネットワークの共同代表の石井綾華さんは「若者の自殺についてはまだまだ実態が分析されていないので、しっかりと調査を行って求められる支援を続けていきたい」と話していました。
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