平成27年に自殺した高知県南国市立中3年の男子生徒の父、川村正幸さん(49)が4日、東京都千代田区の文部科学省で会見し、生徒の実名と写真を公表した。生徒は嘉寛さん=当時(15)。正幸さんは公表の理由について、「嘉寛が15年間、しんどい思いをしながらも毎日、頑張って生きていたことを知ってもらいたい」と話した。 嘉寛さんは27年9月1日、自宅の庭で自殺しているのが見つかった。いじめ防止対策推進法に基づき同市教委が設置した第三者調査委員会は昨年2月、いじめや家庭のしつけ、独特の性格などを挙げ、「複合的な要因が自殺の準備状態を促進した」とする報告書をまとめた。遺族は第三者委の議事録開示を請求したが、市教委は議事録を作成していないとした。 正幸さんは4日、「いじめが直接の原因ではないかという思いが消えず、対応に納得できない」として、市と市教委に真相を解明するよう指導することを文科省に要請。第三者委の
西日本高速道路(NEXCO西日本)が、2015年2月に自殺した男性社員(当時34)に違法な長時間労働をさせていたとして、神戸西労働基準監督署が同社と役員ら7人を労働基準法違反の疑いで書類送検していたことが遺族の代理人弁護士への取材でわかった。送検は6月23日付。 代理人弁護士によると、男性は14年10月、関西支社第二神明道路事務所(神戸市)に異動し、経験がなかった道路補修工事の施工管理を担当。遺族側が勤務記録などを調べた結果、時間外労働は同12月までに毎月150時間以上に達していた。夜間工事の監督業務のため、未明に退勤して8分後に出勤した記録もあったという。 男性はうつ病を発症して15年2月に自殺。同労基署は同12月に労災認定した。遺族は今年2月、社員への安全配慮を怠ったとして役員ら8人を業務上過失致死容疑で神戸地検に刑事告訴している。 西日本高速道路は書類送検されたことを認め、「このよう
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