長引く内戦に、米英仏の軍事介入もあり、戦火が続くシリア。静岡市内で家族と暮らす30代のシリア人男性が母国への支援を訴えている。シリアでは政権側と反体制側の戦闘が7年以上も続き、560万人以上が国外に逃れた。男性は「シリアはシリア人の国。介入する国はシリアのことを本当に思っているのか。苦しむシリア人を救ってほしい」と願っている。 男性はシリアにいる両親や兄弟らが、アサド政権に弾圧される恐れがあるとして匿名を条件に取材に応じた。
長引く内戦に、米英仏の軍事介入もあり、戦火が続くシリア。静岡市内で家族と暮らす30代のシリア人男性が母国への支援を訴えている。シリアでは政権側と反体制側の戦闘が7年以上も続き、560万人以上が国外に逃れた。男性は「シリアはシリア人の国。介入する国はシリアのことを本当に思っているのか。苦しむシリア人を救ってほしい」と願っている。 男性はシリアにいる両親や兄弟らが、アサド政権に弾圧される恐れがあるとして匿名を条件に取材に応じた。
◆著者・中村江里(なかむら・えり)さん (吉川弘文館・4968円) 闇に埋もれた「傷」掘り起こす 第二次世界大戦では、推計で日本人310万人が死んだ。命は取り留めたものの心に傷を負った人も相当数に上るはずだ。しかしその傷、病のありように光を当てる体系的な研究はなかった。本書は、歴史学研究に新たな画期をしるす労作だ。 最初に兵士の心の傷に関心を持ったのは高校生のころ。リポートでベトナム戦争について調べた。「そのとき見た写真集で、(米軍の)兵士の側も心に傷をのこすんだなあ」と印象に残った。折しも従軍慰安婦など「戦争が人間に及ぼす長期的な影響にぼんやり関心を持っていました」。上智大学に進み西洋史を学ぶ中、アウシュビッツの生還者が抱えていた傷を知った。阪神淡路大震災の影響もあって、日本でもトラウマに関する研究に注目…
沖縄は15日、日本復帰から45年を迎えた。亜熱帯の気候や独特の歴史、文化の魅力は国境を越え、観光の成長が著しい。一方、日米の思惑のもと、米軍統治下のひずみや変わらぬ基地の集中が、県民の暮らしを脅かし続ける。光と影、変わるもの、変わらないもの――。沖縄のいまをみつめる。 876万人来県、年収は低いまま 4月下旬、台湾人観光客ら約1600人が乗る5万トン級の大型クルーズ船が、沖縄市の港に横づけされた。那覇市に2009年にできた専用ふ頭が満杯で、16年からこの貨物港も使う。 クルーズ船の沖縄県への寄港は昨年、387回で全国トップ。観光客数は約876万人で、復帰した1972年度の16倍に。外国人客が200万人を突破した。県民総所得に占める観光収入の割合は、軍関係収入の2倍だ。 それでも、雇用環境はバラ色ではない。本島中部のリゾートホテルで働く40代男性は人手不足のため午前8時から午後8時まで働き、
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