今月1日施行の障害者差別解消法で定められている職員向けの対応要領の作成を巡り、県内の障害者団体が「外部からの意見募集の期間が短い」として県教委に抗議文を提出したことを受け、県教委は18日までに、「今後、意見募集はより十分な期間を確保できるよう努めたい」との回答を出した。 同法は努力義務として、地方自治体に対応… この記事は有料記事です。 残り227文字(全文383文字)
東京都墨田区は2015年12月、同区内では初となるがん教育のモデル授業「がんのことをもっと知ろう」を、墨田区立業平小学校の6年生を対象に実施した。保健学習の一環として行われたこの授業に用いた教材は、がん教育を検討する過程で区や教育委員会らが共同して作成したもので、このようなケースは全国的にみても珍しいという。 教員やがん患者、区、教育委員会が一丸となってモデル授業を実施した目的は何なのか。墨田区 保健計画課の松本静さんに伺ったので、2回にわたって紹介する。 モデル授業のきっかけ モデル授業のそもそものきっかけは、2012年6月に閣議決定された「がん対策推進基本計画」にがん教育の推進が盛り込まれたことだった。それとは別に、2013年における墨田区のがんの死亡率は、男性が23区中7位で女性が同1位と、がんの死亡率が高いという素地もあった。 これらの現状を受けて、区は2014年に「墨田区がん対策
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