赤ちゃんに耳が聞こえないなどの聴覚障害がないか調べるため、国が自治体にすべての赤ちゃんを対象に実施を求めている検査について、日本産婦人科医会が全国調査を行った結果、昨年度、回答があった施設だけでもおよそ10万人の赤ちゃんが検査を受けていなかったことがわかりました。聴覚の障害は早期に見つけて治療を始めれば影響を小さくできることから、産婦人科医会は自治体に対し早急な対応を求めています。 日本産婦人科医会は全国およそ2400の分べんを扱う医療機関を対象に昨年度の聴覚検査の実施状況を調査し、およそ76%の施設から回答がありました。 その結果、回答があった施設で生まれた赤ちゃん73万4000人余りうち13.5%に当たるおよそ10万人の赤ちゃんが検査を受けていなかったことがわかりました。特に北海道、神奈川県、京都府、香川県、千葉県、東京都では20%を超える赤ちゃんが検査を受けていませんでした。 日本耳
仏西部レンヌにある小学校で聴覚障害者の児童に手話を教える教師(2015年2月5日撮影、資料写真)。(c)AFP/JEAN-SEBASTIEN EVRARD 【2月8日 AFP】聴覚障害がある実験用マウスが良性のウイルスを使った遺伝子治療によって聴力を得られるようになったとする2つの研究論文が6日、英科学誌「ネイチャー・バイオテクノロジー(Nature Biotechnology)」で発表された。遺伝性の聴覚障害者の治療に道を開く可能性があると期待されている。 世界保健機関(WHO)によれば、遺伝性の聴覚障害のある人は世界で約1億2500万人とされる。 米ハーバード大医学部(Harvard Medical School)のコンスタンティーナ・スタンコビッチ(Konstantina Stankovic)教授らが行った1つ目の研究では、特定の遺伝性聴覚障害を治すことのできる遺伝子を、良性ウイルス
聞こえの不自由な状態を聴覚障害と言いますが、原因や種類により聞こえの程度は様々です。今回の研究チームは、難聴により補聴器を使用している方を対象とし、インターネットを使った聴覚障害の治療プログラムが有効か検証しました。 ◆インターネットを使った遠隔リハビリは有効か 近年、情報通信技術の発展により遠隔医療が徐々に普及しつつあります。遠隔リハビリは、自宅でインターネットを使いながら専門家による訓練が受けられることを特徴とします。 今回の研究は、補聴器を普段から使用する聴覚障害者を対象に、インターネットを使った遠隔リハビリの効果を検証した、過去の2つの研究結果をまとめました。 遠隔リハビリ群は、インターネットを通して聴覚機能訓練士の指導に従い訓練を行いました。対照群は、従来の対面式で聴覚機能訓練士による聞き取りの訓練を行いました。 ◆遠隔リハビリにより活動性の向上が得られる 以下の結果が得られまし
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く