災害時に課題 聴覚障害者らでつくる四国ろうあ連盟(事務局・香川県観音寺市)などが、四国4県の手話の「方言」をイラストで紹介した冊子を発行した。全国各地でそれぞれ発展した手話は意味や表現が異なることがあり、災害など緊急時のコミュニケーションで課題となっている。同連盟は地域の手話を継承するとともに、南海トラフ巨大地震などに備えて手話通訳の混乱を防ぎたい考えだ。【山口桂子】 全日本ろうあ連盟によると、聴覚障害者は全国に約35万人おり、うち約7万人が手話を使う。同じ言葉でも地域によって表現の仕方が異なることがあり、全国共通の「標準手話」の指定が1969年から日本手話研究所(京都市)によって進められている。だが、周知の機会が少なかったり、時代とともに新たな表現が必要になったりするため、身近な生活環境にある手話を先に習得するケースも多いという。
御嶽山噴火から2年。山頂付近の御嶽神社と山荘は火山灰に覆われていた=2016年9月27日午前11時31分、本社ヘリから長谷川直亮撮影 58人が死亡、5人が行方不明となった御嶽(おんたけ)山(長野・岐阜県境、3067メートル)噴火は27日、発生から2年を迎えた。ふもとの長野県木曽町立三岳小学校では、正午前から遺族や住民ら約300人が参列して犠牲者追悼式が営まれ、噴火時刻の午前11時52分に黙とうをした。 遺族を代表して、夫の野口泉水(いずみ)さん(当時59歳)を亡くした弘美さん(58)=長野県池田町=が「仲のいいおじいちゃん、おばあちゃんになるという未来がなくなってしまいました」と述べた。 一方、弟夫妻を亡くした東京都小平市の猪岡孝一さん(54)は、入山規制エリア手前の9合目まで慰霊の登山をした。
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