24〜30日の結核予防週間を前に、さいたま市大宮区のJR大宮駅で22日、県職員や結核予防会埼玉県支部会員らが駅利用者に結核に関するリーフレットなどを配布し、「疑わしい症状があれば早めに医療機関の受診を」と呼びかけた。 結核は結核菌により主に肺に炎症を起こす病気で、患者がせきをすると菌を含んだたんが空気中に飛び散り、それを周囲の人が直接吸い込み広がる。 同支部によると、昔の病気と思われがちだが、現在でも全国で1日あたり5人が結核により死亡。県内では平成27年の新規患者数が約1000人に上り、うち半数以上を抵抗力が低い65歳以上の高齢者が占める。 若い人が感染に気付かず放置し重症化するケースも少なくないため、同支部は「自分と周囲の人を守るため、2週間以上せきやたんが続いたら結核も疑ってほしい」と話している。
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